WBC世界フライ級王者内藤大助(33=宮田)が13日、同級14位の清水智信(26=金子)との3度目の防衛戦(7月30日、東京・代々木第1体育館)に向け、故郷の豊浦町で最終キャンプに入った。 世界王者に就いてから初の「実家トレ」。人口4600人の小さな町に、内藤を知らない者はおらず「周囲の目があるので手を抜けない。追い込むにはベストと思った」。24時間、一挙手一投足を“監視”されながらの最終調整になる。 環境は抜群だ。海べりまで山すそが広がる高低差のある地形は、砂浜あり、山道あり、150段の階段までありと、ロードワーク中心の今キャンプには最適。問題は自身がモチベーションとした注目度が予想以上なことだ。移動日ということでポロシャツにジーンズのハーフパンツ姿で帰省したが、待ち受けていたのは大勢の町職員。工藤國夫町長から「大助!こ汚い格好だな」とつっこまれ、花束での歓迎に「まずいっす」「勘弁してく