バックドアに感染すると,悪意を持つ第三者に遠隔地からコンピュータ内の情報やキー・ストローク(キー入力した情報)を記録し,外部に送信されてしまう恐れがある。コンピュータに無断で仕掛けられ,パスワードやクレジットカード番号などの個人情報や機密情報を盗みだすケースが増えている。昨今,Webアクセス経由でバックドアに感染する報告数が増加している。 図1●検証環境 「BKDR_GUPTACHAR.B」をホストしているテスト機3にテスト機1がアクセスし,テスト機2からテスト機1をリモートコントールする [画像のクリックで拡大表示] 今回はバックドア機能を持つ不正プログラムを使用することにより,実際にどのような事が遠隔地から実行できるのかを検証した。検証環境用に3台のマシンを用意。図1の環境を構築した。 テスト機1のホストOSには,Windows XP SP2をインストールした。テスト機2は,悪意を持つ
![バックドア「BKDR_GUPTACHAR.B」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)