大相撲の元大関琴光喜関(34)=解雇=に野球賭博の口止め料として約1億円を要求したとして、警視庁は22日、元力士古市満朝(38)、山口組系暴力団幹部安田善彦(45)、同万谷里弘(37)の3容疑者=いずれも別の恐喝容疑で逮捕=を恐喝未遂容疑で再逮捕した。 捜査関係者によると、古市容疑者らは共謀し、3月26日から27日にかけ、野球賭博の口止め料として1億円を払うよう、元琴光喜側に要求した疑いがある。 捜査関係者によると、3月26日夜、大阪府内のファミリーレストランで、3容疑者と元琴光喜の連絡役の床山(29)が顔を合わせた。この場で、万谷容疑者が賭博の胴元を装って、賭博の証拠を持っていると称し、1億円で買い取るよう要求。続いて27日未明、大阪市内の路上で持たれた交渉の場で、古市容疑者が元琴光喜側に「胴元の暴力団が賭博をばらすと言っている。自分たちが8千万円に下げた」などと話したという。 組