東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2013/8/28現在) 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報(E1440ほか参照)に続き,2013年6月から8月下旬にかけての主な情報をまとめた。 ●被災地の図書館等の活動 6月1日,石巻市から津波からの避難場所となる「津波避難ビル」として認定を受けている宮城エキスプレス株式会社の新社屋に,「石巻3.11あすのためのミュージアム」が設置された。 6月7日から,福島県立図書館が,写真展「津波も,瓦礫もない写真展」を開催した。「3.11を忘れない写真家の会」によるもので,震災が起きる前の町の写真を展示したものである。 7月13日,東日本大震災で被災し休館していた茨城県北茨城市の漁業歴史資料館よう・そろーが,リニューアルオープンした。震災の被害や市民の体験談をまとめた震災記録コーナー等を新設している。 7月31日,福島県立図書館が,「