Photo: Jon Snyder/Wired 米Apple社は『iPad』の商標権をめぐる訴訟に巻き込まれており、この係争は、最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏と同社にとって不利な形勢になりつつある。中国の裁判所がApple社に有利な判決を下さなかった場合、同社は3,800万ドルから16億ドルを支払わなくてはならなくなる可能性がある。 台湾のProview Electronics(唯冠科技)社は2006年、iPadの商標権をApple社に55,000ドルで売却する契約に同意した(iPadの商標権は、2000年に台湾で、2001年には中国で登録されている)。だがApple社は、iPadの商標権を台湾から譲り受けただけで、中国からは獲得していない。中国においてiPadという商標は、Proview Electronics社の関連子会社である中国のProview Technology社が