「管理職になりたくない」という社員が増えている。他の世代よりは管理職志向が強いZ世代だが、年々その割合は低下。管理職に魅力を感じなくなるのは、Z世代ならではの理由があるのか。「管理職になりたいような、そうでもないような」Z世代代表の若手社員が、本音を吐露する。(構成:小林暢子、写真:稲垣純也) 馬場千寛氏(以下、馬場):今回のお題は「Z世代とキャリア」です。まずはデータを見てみます。パーソル総合研究所の調査では、若手社員の2人に1人が、管理職になることに対して消極的です。積極的なのは3人に1人なので、管理職になりたくない割合の方が高くなっています。同期や年の近い先輩との間でも、「管理職になりたくない人が多い」という話題になることがあります。