【銀幕裏の声】ガンダム伝説を作った男、「もう忘れ去りたい」と思ったが…曲げられるメッセージ静観できず現場復帰 安彦良和総監督で「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」映像化 今から36年前、アニメの概念を変えた「機動戦士ガンダム」が今年、新たな歴史を刻み始めた。昨年、初のテレビ放送から35周年を記念し、漫画家、安彦良和さんが描いた長編漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の映像化が発表。今年春、第1章「機動戦士ガンダム THE ORIGINI 青い瞳のキャスバル」が劇場公開され、この秋、第2章が封切られる。「本当はもう映像に関わるつもりはなかったのですが…」。アムロ、シャアなどのキャラクターデザインを手掛けたガンダム生みの親安彦さんはこう語るが、25年ぶりに総監督としてアニメ現場に帰ってきた。現在2作目を製作中の安彦さんに製作秘話を聞いた。(戸津井康之) アニメ界への復帰 「総監