シンガポールで行われたビジネスフォーラムで講演するミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問(2016年11月30日撮影)。(c)AFP/ROSLAN RAHMAN 【4月6日 AFP】ミャンマーのアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問は、5日に放送された英BBCテレビのインタビューで、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)に対して民族浄化が行われているとの見方を否定した。 スー・チー氏は「民族浄化が行われているとは考えていない。現在起きていることを指すのに、民族浄化という表現は強すぎる」と述べた。 ミャンマーでは昨年10月、西部ラカイン(Rakhine)州でロヒンギャを名乗る武装勢力が国境検問所の警官9人を殺害する事件が発生。容疑者を追及する国軍の作戦で、これまでに約7万5000人が隣国バングラデシュに脱出した。逃げた人々は軍の弾圧に関する凄惨な