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2006年4月21日のブックマーク (3件)

  • 渾天儀

    渾天儀(こんてんぎ)(1953年発行) 中国 渾天儀は古代中国の紀元前2世紀ころから使用されている、球形の天文観測装置です。 「渾儀(こんぎ)」とも呼びます ご紹介の渾天儀は1437(永享 9)<正統 2>明代のものですから、かなり精巧(せいこう)になっています。 目盛り付きの円環(えんかん)を同心円に組み合せ、天の赤道や黄道(こうどう,おうどう)などの位置を示し、 天体の位置や運行の観測に使用されました。 六合儀(りくごうぎ)・三辰儀(さんしんぎ)・四遊儀(しゆうぎ)の3部分から構成されています。 ◎日では西洋天文学が輸入されるまで利用されていました。 それからは「天球儀」が使用されています。 中国の発明シリーズ

  • 地動儀

    地動儀(ちどうぎ)(1953年発行) 中国 中国の後漢の張衡(ちょう・こう)(AD. 78~ 139)が西暦132年発明した「地動儀」です。 原理は一目瞭然(いちもくりょうぜん)です。単(たん)なる地震の感知器なら玉は一つですみますが、八つあることは方位を知ろうとしたことを表しています。それはどの揺(ゆ)れの方向かではなく、震源地の方向を知ろうとしたのだと思われます。 胴(どう)の周囲には四神(しじん)の青竜(せいりゅう,せいりょう)(東)・朱雀(すざく,しゅじゃく)(南)・白虎(びゃっこ)(西)・玄武(げんぶ)(北)が描かれています。切手の左に描かれている縦の絵柄がそれです。 四神については司南の表をご覧ください。 ◎なお、切手にある「東漢(とうかん)」とは、前漢(ぜんかん)(西漢(せいかん))(BC. 202~AD. 8)が長安(ちょうあん)に都(みやこ)したのに対し、後漢(ごかん)(

  • 張 衡

    【張 衡】 78<建初 3>~ 139<永和 4> 中国、後漢代の文人・天文学者です。 字(あざな)は平子。西鄂(せいがく)(河南省南陽)の人。 天文・暦算に通じ、安帝に招かれ太史令(天文台長)となる。 渾天(こんてん)説を明確に論じて天球儀「渾天儀」を考案。落下した玉で震源の方向を知ろうとする地震計の一種「候風地動儀」を作成したり、円周率の近似値の算出もしています。 詩賦(しふ)も巧みで『二京賦』・『帰田賦』・『思玄賦』などが有名です。 【渾天儀】 時代がかなり下りますが、明代(1437年)の渾天儀をご覧ください。 中国の科学者シリーズ