宮城県松島町のマリンピア松島水族館で、空き瓶の中で成長したアサリ2匹が人気を集めている。稚貝の時に瓶に入り、外に出られないほど大きく育ったとみられ、1月に同県女川町の漁師、木村和宏さん(32)が地元の海で発見。水族館によると、アサリが瓶の中でこれほど成長した例は聞いたことがないという。 アサリは生後3〜4年とみられ、大きさは約5センチと約3センチ。瓶の口の直径は1.7センチのため、出入りできない。瓶が砂に埋まらず、餌を吸い込んだり海水を出す水管を外まで伸ばせたため成長できたらしい。相談を受けた松島水族館が3月から展示中。「一生出られないのは可哀そう」として、瓶を割って放流するつもりだという。【垂水友里香】 【関連記事】 仙台市議会:水族館実現する議員の会を設立−−有志49人 /宮城