暗黒モンスター銀河に原始クエーサーの最有力候補を発見 【2010年11月25日 国立天文台野辺山】 銀河の過密領域で、銀河核からクエーサーに進化する過渡期にある原始クエーサーの候補が発見された。原始クエーサーが見つかった銀河からは太陽の2兆倍のX線が放射されており、巨大ブラックホールの急激な成長を示す強力な証拠となっている。 原始クエーサーが発見されたモンスター銀河「SSA22-AzTEC1」の周囲画像。(左)すばる望遠鏡による可視光画像、(右上)ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのサブミリ波干渉計によるサブミリ波画像、(右下)NASAのチャンドラX線天文衛星によるX線画像。クリックで拡大(提供:国立天文台、Suprime-Cam SSA22 Survey team、Chandra Deep Protocluster Survey team) (左)モンスター銀河「SSA22-Az