勝ち負けを問わずマウンドに上がり、ロングリリーフもこなす。 今季はこれまで10試合に登板し1勝、防御率は2.03(成績は5月16日現在)と、昨年から中継ぎを主戦場とする楽天の安樂智大は、安定したマウンドで救援陣の一翼を担う。 釜田佳直や松井裕樹ら先輩ピッチャーも認める、コントロールの精度の高さ。スライダー、カーブ、チェンジアップを厳しいコースへ投げ込めることが、安樂の武器である。 高校最速157キロ→いまは平均143キロ 今でこそ技巧派のようなタイプとなっているが、安樂はもともと本格派だ。 キャリアにおける自己最速は、高校時代にマークした157キロ。楽天の公式アプリ『At Eagles』で紹介されているデータによると、今季の安樂の平均球速は143キロ。そこから窺えるように、剛速球の印象は薄い。 ピッチングスタイルが変わっていったと、本人の口から聞いたのは2019年のことだ。この時、安樂は「
![「甲子園772球の剛腕」安樂智大が平均143キロ“技巧派”に変身…「それ、わかるなぁ」松坂大輔の助言が24歳を救った(田口元義)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b4d7784950d17af146690abc584963c3dfe72682/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2Fc%2F-%2Fimg_cc45ab1bd3c6b932ca19eb383a4180b1107057.jpg)