私達は風水を中国伝承の環境工学として捉えています。 古代中国の人々は土地の土質や地形、風や雨等の気候、星の位置などをよく観察し、それによって「どのような土地や住居に住めば良いのか」「住宅の造作をどのようにすれば気エネルギーが集まるのか」を知るに至りました。 そして、この技術と理論は長い時間をかけて多くの人によって研究され、改善され、体系化されてきました。 この技術は中国の歴代国家の首都の造営に常に活用されてきたのです。日本でも京都・鎌倉・江戸に首都を構えた時の権力者たちが活用してきました。 風水は多くの場合、家相と同じようなものと見られています。 これは多くの家相研究家が「風水を名乗った方が受けが良い」という理由で家相の理論を風水として紹介してしまったことが原因です。 しかし本来の風水と家相は全く違うものなのです。 家相では誰がどこに住むかは関係なく方位の吉凶が決まっています