4月の緊急事態宣言に先駆け、3月から小・中・高校が一斉休校となり、大学も閉鎖されました。その後、小児科医学会が「学校閉鎖は流行阻止効果に乏しい」と声明するに至り、小学校、中学学校、高校は、6月以降、感染予防措置を取りながら再開しています。そうしたなか、教育機関の中で大学だけが閉鎖または準閉鎖の状態で機能停止を続けています。 現状では、ほとんどの大学が構内への立ち入りを制限し、授業の多くはオンラインで行われ、対面授業は一部しか再開されていません。学生の不満も高まっています。多くの大学は、対面授業を再開すると、学生の大型クラスター(感染者集団)が発生したり、高齢者の多い教員へ感染したりすることを恐れていると思われますが、不安を解消して、安全な大学再開をするためには、全ての学生や教職員、そして周辺住民のPCR検査をしたうえで、大学を再開すべきであると思います。すでに関西では京都産業大、大阪市立大