鳩山由紀夫首相は4日、首相公邸前で記者団に対し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の新たな移設先について、米領グアムを一つの選択肢として検討する考えを明らかにした。北沢俊美防衛相も閣議後会見で、来週にもグアムの基地などを視察する考えを示した。 ただ、首相は、日米合意に基づく同県名護市辺野古への移設案も引き続き検討する方針を示した。 首相の発言は、引き続き辺野古への移設可能性も模索するものの、並行して新たな移設先を検討する考えを改めて示したものだ。 首相は、3日に岡田克也外相、北沢俊美防衛相と会談したことについて、「辺野古しかないのか、他の地域はないのかと前々から申し上げている。社民党の新しい問題も出てきており、積極的にもっと力を入れてもらいたいと申し上げた」と語った。 そのうえで、「グアムは魅力的な案か」との記者団の問いかけに対し、「グアムへすべて移設するということが米国の抑止力を