経済誌「財界」を発行する「財界研究所」(東京都千代田区)は17日、広く社会に貢献した人や活躍した経済人を表彰する10年度の「財界賞」の特別賞に、世界で初めて惑星イトカワの微粒子を採取した探査機「はやぶさ」を地球に帰還させたチームを率いた川口淳一郎・宇宙航空研究開発機構教授と、大阪府の橋下徹知事を選んだと発表した。 川口氏の受賞理由は「エンジン停止などのトラブルに見舞われながらも懸命の工夫、チーム一丸の取り組みで日本中に感動と元気を与えた」ことで、橋下知事は「地方からの改革の流れを作った」点を評価した。