任期満了に伴う大阪府岸和田市長選は24日投開票され、無所属新人の元市議、信貴芳則氏(52)=自民、民主推薦=が無所属新人の元衆院議員秘書、原田栄夫氏(64)を破り、初当選を果たした。当日有権者数は15万8627人、投票率は34・69%(前回45・27%)だった。 岸和田市筋海町の信貴氏の事務所では「当選確実」の一報が入ると、集まった支持者らが歓声を上げ、喜びを爆発させた。信貴氏は「市民と約束したマニフェストに基づき、丁寧に議論しながら岸和田らしい街づくりを進めたい」などと力強く抱負を語った。 信貴氏は、医療の充実や子育て支援などを公約に掲げ、選挙戦では「安心して暮らせる街づくり」を繰り返し強調。自民、民主両党に加え、共産党からの支援も得るなどして組織戦を優位に展開し、幅広い支持を集めた。 一方、原田氏は最近まで日本維新の会衆院議員の秘書を務めており、傘下の大阪維新の会府議らが支援したが、知