安倍首相とトランプ大統領の会談が終了した。 満面の笑顔の安倍首相がテレビに映し出され、「蜜月」ぶりが「これでもか」とアピールされる。が、海外メディアは冷静だ。「安倍首相は取り入ろうとしている」「こんなに大統領におべっかを使う外国の首脳は見たことがない」などと手厳しい。安倍首相がどんなに得意気な笑みを浮かべていても、世界から見たら十分に「異様」なのだということがよくわかる。どうしてそこまで媚びるのか、と。 1月末、トランプ大統領がアフリカや中東など7カ国出身者への一時入国禁止令を出した際、世界のあらゆる国のトップが異議を唱えた。カナダの首相は難民を歓迎する意思を示し、ドイツのメルケル首相は「テロとの戦いはいかなる場合でも特定の信条の人々に対し、一様に疑いをかけることを正当化しない。米大統領令は難民を支援する国際法や国際協力に反する」と主張。フランスのオランド首相も「欧州が責務を果たす中で彼が