自転車の危険な運転に対する罰則新設やペダル付き電動バイク「モペット」に関するルール明確化を盛り込んだ改正道交法が1日施行された。自転車を運転する際、携帯電話を使いながら走行する「ながら運転」や酒気帯び運転が厳罰化された。いずれも事故や違反の多発が背景にあり、各都道府県警は早速、指導や取り締まりに乗り出した。 「運転免許は持っていますか」。1日、東京都新宿区の区役所前交差点で、警視庁は、モペットの公開取り締まりを行った。モペットは一見、自転車のようだが、電気モーターで走行できる。ペダルがついていることで、自転車と勘違いされやすく、無免許運転や歩道走行などが問題となっていた。 道交法上では、モペットは原付きバイクなどに分類され、運転には免許が必要で、ヘルメット着用やナンバープレート装着が義務づけられている。改正法では、モーターを使用せずペダルだけで走行した場合も、原付きバイクなどの運転に該当す