茨城県筑西市と栃木県茂木町を結ぶ真岡鉄道(同県真岡市)の50代男性運転士が、呼気アルコール検査で基準を超える数値が出たにもかかわらず、蒸気機関車(SL)を運転していたことが18日、同社への取材で分かった。同社は社内規定に違反したとして、運転士と40代男性運転指令、安全統括管理者の50代男性事業部長を懲戒処分とする方針。 同社によると、運転士は4月20日朝、アルコール検知器の呼気検査で、同社の基準値(1リットル当たり0.05ミリグラム)を超える0.24ミリグラムを検出。数分後の2回目も0.18ミリグラムが出た。検査に立ち会った運転指令は、運転士の顔色などを目視で確認したのみで、社内規定で定めた3回目の呼気検査を行わず、「0.00ミリグラム」と虚偽の数値を記入した。 運転士は同日、下館-茂木駅間でSLを往復乗務。乗客は数十人いたが、同社は運転に影響はなかったとしている。運転士は社内調査に「前日
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