観光列車「SL人吉」の運行終了式典を終え、蒸気機関車「8620形58654号機」の前で写真に納まる機関士(右端)ら=24日午前、熊本県八代市のJR八代駅 JR九州の古宮洋二社長は24日、前日に営業運転を終えた人気観光列車「SL人吉」を牽引(けんいん)した蒸気機関車(SL)を、熊本県人吉市に無償譲渡する方針を明らかにした。2009年に運行を始めたSL人吉は、20年7月の豪雨被害で一部区間が不通となった肥薩線を含む熊本―人吉間を走っていた。 JR九州は24日、関係者約70人をSL人吉に乗せ、熊本―八代(熊本県八代市)間を特別に運転。八代駅ではSLのかまから移した火を消す「火消し式」を行った。駅には沿線住民や鉄道ファン計約600人が集まり、乗務員らと記念撮影していた。 古宮氏は式典後、SLについて「時期や保存方法は未定だが、無償で譲渡したい。次のスタートとなる」と記者団に語った。 SL人吉は肥薩
【読売新聞】 九州唯一の蒸気機関車(SL)が 牽引 ( けんいん ) する観光列車「SL人吉」が23日、老朽化のため、営業運転を終えた。最終日はJR鹿児島線の熊本―博多駅間を特別運行し、停車駅や沿線では、ラストランを見ようと訪れた多
JR八代駅を出発する観光列車「SL人吉」。客車をけん引する蒸気機関車「58654号機」は運行開始から101年となった=18日午前、熊本県八代市 JR九州は18日、人気の観光列車「SL人吉」で客車を牽引(けんいん)する蒸気機関車(SL)が運行開始から101年となるのを記念し、熊本県八代市の八代駅から熊本駅へ特別列車を走らせた。事前に募集した乗客約100人を乗せた列車は灰色の大量の煙を吹かせながら出発した。 SL「58654号機」は大正11年に製造され、営業運転中の国産SLでは国内最古。JR九州は保守点検や部品調達が難しいため、来年3月で運行を終える。中野幹子熊本支社長は「101歳は最後の誕生日。3月まで頑張ってほしい」とエールを送った。 通常は、週末を中心に熊本―鳥栖(佐賀)間で運行。以前は熊本―人吉(熊本)間を走り、球磨川沿いの風光明媚(めいび)な車窓が評判だったが、令和2年7月の豪雨で橋
熊本空港アクセス鉄道の建設機運が高まっています。熊本県は、JR豊肥線三里木駅からの分岐案を推進していますが、肥後大津駅から分岐を求める声もあります。両案を比較しながらみていきましょう。 モノレール案、市電案も 熊本空港のアクセス改善に関して、熊本県は、豊肥線から分岐する鉄道新線建設のほか、モノレール建設、市電延伸の3つの選択肢で検討を始めました。 このうち、事業費が最も安いのは市電延伸で、210億円~230億円と見積もられました。しかし、速達性や大量輸送性で難があります。 モノレールは定時性、速達性、大量輸送性などで優れるものの、事業費が2,500億円以上かかります。また、建設に時間がかかるため、早期実現も困難です。 一方、鉄道は事業費が330億円~380億円で、早期実現も可能です。こうしたことから、空港アクセス改善の切り札として、豊肥線から分岐する鉄道建設に白羽の矢が立ちました。 画像:
九州新幹線が停車し、在来線の鹿児島本線と豊肥本線が接続するJR熊本駅。その構内にある「まるうまうどん」には、熊本名物を一気に味わえるメニューがある。 九州新幹線の改札口近くにある「まるうまうどん」 うどん、そばの他に熊本名物の「太平燕」(680円)も注文できる 九州新幹線の改札口そばにある店舗は、改札口からは立ち食いカウンター席、待合室からは席となっている。外観には大きく「うどん」の文字があり、また、「熊本名物 太平燕」と書かれた暖簾(のれん)もある。 ちなみに「太平燕(タイピーエン)」とは、明治時代に福建省から熊本に渡ってきた華僑が伝えたとされる料理で、麺は春雨、白湯スープに炒めた野菜、エビ、肉が入り、仕上げに揚げた卵がトッピングされている。いまは熊本の中華料理屋で定番の郷土料理となっているメニューだ。ぜひとも食べてみたいところだが、今回はもうひとつの気になるメニュー「火の国うどん」(5
運営する九州産交ツーリズム(熊本市)によると、全長858メートルで高低差約100メートル。1958年に開業し、ピーク時には年間40万~50万人の観光客を運んだ。2015年の大規模噴火を前にした14年8月に噴火警戒レベルが上がり運休。2年前の熊本地震でも4本の支柱に亀裂が入り、解体撤去を決めた。 ロープは昨年4月に取り外されており、支柱4本と2カ所の駅舎を来春までに解体撤去する予定。 火口周辺への立ち入り規制は今年2月に解除された。火山ガスの影響で火口見学ができない日も目立つが、火口までは代替バスを運行しており、今後も続ける方針。施設の再建については未定としている。 =2018/10/19付 西日本新聞朝刊=
高森町は7日、第三セクター南阿蘇鉄道(南鉄)の新駅を町内に設置するための調査費700万円を含む2018年度一般会計当初予算案を、開会した町議会定例会に提案した。 南鉄は立野-高森の全線17・7キロ、全10駅のうち高森町にあるのは高森駅のみ。町は乗客の増加を狙い、観光施設「高森湧水トンネル公園」付近に新駅の設置を構想しており、費用対効果を検討する。 熊本地震後に不通が続いている立野-中松(10・5キロ)の復旧工事が3日に始まり、町は全線再開予定の22年度に新駅が開業できるよう計画を進める方針。同公園は地震前の15年7~9月に5・5万人を集客した町有数の人気施設で、町の担当者は「観光客をトンネル公園と南鉄の両方に誘導して相乗効果に期待したい」と話している。 =2018/03/08付 西日本新聞朝刊=
旧国鉄特定地方交通線であった高森線を第三セクターに転換して開業した路線[1]。立野を出て北の阿蘇五岳(中央火口丘)、南の外輪山に挟まれた南郷谷を白川に沿って東に進み終点の高森に至る[1]。高森駅を除いた全駅が南阿蘇村に属している。 起点の立野駅は阿蘇カルデラを囲む外輪山の切れ目にあり、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線と接続している[1]。立野駅はスイッチバックがあることで知られているが、これは豊肥本線で阿蘇谷(阿蘇カルデラの北半分)に進む場合に通るもので、高森線を行く場合は経由しない。 立野 - 長陽間にある立野橋梁は九州では珍しいトレッスル橋で、2010年7月に山陰本線の旧余部橋梁が供用を停止してからは日本最長 (136.8m) の鉄道用トレッスル橋である[3]。また同区間にある第一白川橋梁(高さ64.5m)は、完成当時水面からの高さが日本一であった。現在でも、のちに建設された、高千穂橋
2016年4月14日に発生した熊本地震により、現在も高森線立野(たての)~中松(なかまつ)間が不通となっている熊本県の南阿蘇鉄道は3月6日、同区間の災害復旧工事に着手したことを明らかにした。 高森線は、2016年7月31日に中松~高森間が復旧したものの、立野~中松間では土砂流入や鉄道施設の損傷被害が甚大で、2016年の段階では復旧の見込みが立っていなかった。 2017年4月に国土交通省から発表された、南阿蘇鉄道の災害復旧調査結果では、線路設備や軌道の修復等に最大で5年の工期を要し、総工費は65億~70億円になると試算されていた。 これを受けて政府は、同年12月、大規模災害復興法で定義する特定大規模災害で被災した鉄道事業者に対して、復旧費用の大半を補助する新制度を創設する方針を固め、南阿蘇鉄道への支援を2017年度の補正予算案と2018年度の当初予算案に盛り込んだ。 これまで鉄道事業者の災害
22日午後9時25分頃、熊本市中央区の熊本電鉄藤崎宮前駅付近で、同駅発 御代志 ( みよし ) 駅行きの下り電車(2両編成)が脱線した。 乗客約50人にけがはなく、同社が復旧作業を進めている。 同社によると、現場は単線で緩い右カーブ。藤崎宮前駅を出発した直後に先頭車両が脱線し、踏切を塞ぐ状態で止まった。乗客は路線バスに乗り換えて目的地に向かったという。 同社は事故後、終電まで同区間を含む全線の運行を見合わせた。他の電車や自動車などとの接触はなかったといい、原因を調べている。藤崎宮前駅は始発駅で、熊本城の北東に約800メートル離れた市街地にある。 脱線した車両は、熊本県のPRキャラクター「くまモン」が車体に描かれており、「くまモン電車」の愛称で親しまれている。
地震からの復興を支援するため、東京メトロ銀座駅で「熊本産直市」がスタート。熊本県「くまモン」と東京メトロ「駅乃みちか」が初共演し、九州新幹線などが表現された「体操」を銀座駅で披露しました。 地震からの復興を目的に 2017年2月2日(木)、東京メトロ銀座駅で熊本県の営業部長「くまモン」と、東京メトロの地域応援キャラクター「駅乃みちか」が初共演。熊本城や九州新幹線などが盛り込まれている「くまモン体操」を、一緒に踊りました。 くまモンの手を握る駅乃みちか。会場では両者に対し「かわいい!」という声が飛んでいた(2017年2月2日、恵 知仁撮影)。 この日、東京メトロは2016年4月に発生した熊本地震からの復興を支援するため、銀座駅構内で「熊本産直市」を開催。そのPRで、くまモンと駅乃みちかが銀座駅に登場しました。 東京メトロは現在、各地域を東京から盛り上げていく取り組みを行っているといい、地震か
JR貨物が、熊本地震を受け実施した救援物資輸送の実績などについて発表しました。 被災自治体への救援物資の無料輸送は継続中 JR貨物は2016年5月18日(水)、「2016年熊本地震」に伴い実施した救援物資輸送の実績などについて発表しました。 4月19日(火)から5月14日(土)までののべ15日間では、東京貨物ターミナル〜大阪貨物ターミナル(または吹田貨物ターミナル)間で運行している貨物列車の運行区間を福岡貨物ターミナル駅(福岡市東区)まで臨時で延長して運転。12フィートコンテナ換算で計504個分が輸送されました。 JR貨物は、九州内では鹿児島本線、日豊本線、長崎本線などで貨物列車を運行している(2012年2月、恵 知仁撮影)。 ゴールデンウィークに運休を予定していた東京貨物ターミナル〜福岡貨物ターミナル間の貨物列車も、4月29日(金・祝)と5月3日(火・祝)に“休日返上”で運転。2列車で、
熊本市の大西一史市長は5日、年頭の記者会見で、市交通局の路面電車の延伸を検討すると明らかにした。市中心部から約15キロ離れた熊本空港(熊本県益城町)や、市西部の卸売市場への延伸可能性を探る。平成27年度予算に調査費を計上する。 大西市長は昨年11月の市長選で市電延伸の検討を公約に掲げており、「高齢者の公共交通機関の利用が増えている。調査する以上は実現したい」と述べた。 熊本市電は現在2系統で計約12キロ。九州新幹線開業の影響などで利用者は21年度の924万人から、25年度は1090万人に増加している。 路面電車は自動車の普及に伴い、「渋滞の原因」として昭和40年代以降、多くの都市で姿を消した。しかし、最近は高齢者も乗降しやすい「超低床車両」の普及や、排ガスを出さないことなど次世代の交通システムとして再評価されている。九州内では熊本市のほか、長崎、鹿児島両市に走っている。
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