今日紹介するのは、田町にある立ち食いそば屋「まるちょう」(東京都港区)である。田町駅周辺は、これまでもこの連載で紹介しているが、いずれも三田方面だったので、今回は駅前を攻めることにした。 缶ビール片手にそばで立ち飲みも この店が入っているのは、森永プラザビル。その名の通り、森永製菓の本社が入ったビルである。その2階から地下1階は「森永エンゼル街」と名付けられており、銀行や文具店、書店などが入っている他、地下は飲食店に特化。昭和49(1974)年のオープン、当時の名残を今も感じさせるような昭和空間。焼き鳥や串揚げ、そして立ち食いそば兼立ち飲み屋として、この「まるちょう」も軒を連ねる。 店の仕切りは何もない。のれんすらも見当たらず、ただ一角にカウンターがあるのみ。よく見れば「○」印の中に「長」と書かれた看板があるのだが、酒のポスターやカレンダーなどで埋もれていてあまり目立たない。訪れたのは平日
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