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ブックマーク / kangaeruhito.jp (21)

  • 雨の日ってつまんない。 | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    雨の日ってつまんない。 | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • ハロウィーンって何? | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    ハロウィーンって何? | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 三毛猫といえば…… | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    三毛猫といえば…… | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • スミチといいます。 | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

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  • すみっこが好き その3 | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    すみっこが好き その3 | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • すみっこが好き その2 | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

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  • すみっこが好き その1 | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    すみっこが好き その1 | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • はじめまして | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    はじめまして | 考える猫のその日暮らし | 大高郁子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 「軽い金属」の奇跡――アルミニウム 後編(最終回) | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    青年たちが起こした奇跡 1880年代、米国オハイオ州のオーバリン大学に、フランク・ジューエット(1844 - 1926年)という教授がいた。彼は学生のやる気を引き出し、興味を持たせるため、アルミニウムの性質を詳しく語り、この金属を多量に製造する方法を編み出した者は大金持ちになれるだろうと説いた。これを聞いて、気でアルミニウム精錬に挑むことを決意した学生がいた。彼の名を、チャールズ・マーティン・ホールという。 それまで行なわれていた方法は、塩化アルミニウムに金属ナトリウムなどを作用させ、塩素を奪い取らせることで金属アルミニウムを作るというものだった。しかし、この方法に用いる金属ナトリウムの製造および反応には大きな危険が伴い、コストがかかる。どうあがいても、大量生産は不可能であった。 もうひとつの方法として、電気エネルギーによってアルミニウムを引きはがす手がある。中学の時に化学の授業で習った

    「軽い金属」の奇跡――アルミニウム 後編(最終回) | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社
    hozho
    hozho 2017/07/25
    「今後、予想もしないような性質を持った材料がひとつ現れるだけで、社会が根底から変わってしまう可能性は十分にある。世界を大きく変えられる潜在能力を秘めた材料も多々あり、研究所の棚で出番を待っている。」
  • 「軽い金属」の奇跡――アルミニウム 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    鎧や甲冑の歴史は、何とも涙ぐましいまでの工夫の積み重ねの歴史だ。当初は青銅などの胸当てから始まるが、やがてチェインメイル(鎖帷子)やスケール・アーマー(うろこ状の金属を皮革の下地にびっしりと縫い込んだもの)など、少しでも軽く動きやすいようなものが開発される。しかし、ロングボウ(長弓)や銃など威力の高い新兵器が登場すると、これらに対抗するため全身を覆う頑丈な甲冑が作られ……という流れで、なかなか軽量で動きやすい防具は実現しなかった。 自らを「最後の騎士」と称した神聖ローマ帝国皇帝・マクシミリアン1世(1459-1519年)は、自分専用の甲冑工場を建て、実用的かつ軽量化した鎧を作らせた。研究の結果、薄い鉄板を波形に加工することで強度を稼ぎ、その溝で剣や矢を受け流す甲冑が完成する。しかし、ここまで手間ひまをかけたマクシミリアン式甲冑でさえ、総重量は35kgもあったというから、並の体力では歩き回る

    「軽い金属」の奇跡――アルミニウム 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社
    hozho
    hozho 2017/07/24
    「軽くて錆びにくく、(また現代においては)多量に生産可能な金属など、アルミニウムをおいて他にない。我々は見慣れているから何とも思わなくなっているが、その性質は奇跡の金属と呼ぶにふさわしいものだ。」
  • 無機世界の旗頭――シリコン 後編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    hozho
    hozho 2017/06/21
    「シリコン半導体は驚異的なペースで進歩してきた。「ムーアの法則」によれば、その集積度は18ヶ月ごとに倍になっていくとされる。この予言は1965年になされたものだが、半世紀を経た現在もいまだ有効だ。」
  • 無機世界の旗頭――シリコン 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    筆者の子供のころ、コンピュータはまだ生活に縁の遠い存在であった。パソコンも家庭用ゲーム機もまだなく、コンピュータはどこか巨大企業や研究機関で使われている巨大な機械というイメージでしかなかった。 しかし2014年生まれの筆者の娘は、言葉を覚える前にスマートフォンのロックを解除し、アプリを立ち上げて遊ぶ方法を覚えてしまった。たった一世代の間に、コンピュータは深く生活の中に入り込み、ごく当たり前の、そして必要不可欠なものになった。 かくも高性能なコンピュータが広く使われるようになった理由を物質の面から突き詰めれば、要するに半導体の材料となるシリコンの製造技術の高度化ということに行き着く。この数十年に訪れた社会の急激な変化も、多くはここに由来するといえる。シリコンこそが現代社会を代表する材料であることに、異を唱える者はないだろう。 現在のコンピュータはあらゆる用途をこなすようになっているが、コンピ

    無機世界の旗頭――シリコン 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社
    hozho
    hozho 2017/06/20
    「かくも高性能なコンピュータが広く使われるようになった理由を物質の面から突き詰めれば、要するに半導体の材料となるシリコンの製造技術の高度化ということに行き着く。」
  • 変幻自在の万能材料――プラスチック 後編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    hozho
    hozho 2017/05/30
    「プラスチックの歴史は偶然の発見の連続だ。」
  • 変幻自在の万能材料――プラスチック 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    筆者の子供の頃、ジュースといえばスチール缶かガラス瓶と相場が決まっていた。自動販売機には栓抜きがついており、買ったジュースの王冠をここにひっかけ、こじって開けるのがちょっとした楽しみだった。今となっては懐かしい。 ガラス瓶が姿を消すターニングポイントになったのは、1982年の品衛生法改正だ。これにより、ポリエチレンテレフタラート製の容器、すなわちペットボトルを清涼飲料水用に用いてよいと取り決められたのだ。 軽くて持ち運びが容易で、透明で中味も見えて、落としても割れない。何より、一度フタを開けても再び閉じられるのは画期的で、あっという間にガラス瓶を市場から追い払ってしまったのも当然と思える。さらに近年では、ペットボトルのデザインも個性的になり、他製品との差別化に大きな役割を果たしている。この成形の容易さも、ガラスにはまねのしにくい、プラスチックならではの利点だ。 プラスチックが取って代わっ

    変幻自在の万能材料――プラスチック 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社
    hozho
    hozho 2017/05/29
    「歴史上、人類は多くの材料を開発し使いこなしてきたが、プラスチックほど多くの材料の持ち場を奪ってしまった材料は、他にはないことだろう。」
  • 1万年を生きた材料――陶磁器 後編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    hozho
    hozho 2017/04/25
    「原料となる元素は100種類以上、酸化数や温度などの要素も考えれば、組み合わせは無限。我々は1万年以上を陶磁器とともに歩んできたが、その真価が明らかになるのは、実はまだこれからなのかもしれない。」
  • 1万年を生きた材料――陶磁器 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    hozho
    hozho 2017/04/24
    「今のところ世界最古と見られているのは中国湖南省で発掘された土器で、約1万8千年前のもの。また日本でも、大平山元遺跡(青森県)で発掘された縄文式土器は、約1万6千年前に作られたと見られている。」
  • ジェットコースター・モノレール | 東京近郊 スペクタクルさんぽ | 宮田珠己 | Webでも考える人 | 新潮社

    君はなぜ湘南モノレールに乗らないのか モノレールは微妙な乗り物で、鉄道好きからは少々物足りなく思われてるんじゃないかと思う。 物足りない最大の理由は、遠くまで行けない、という点だろう。日最長の大阪モノレールなどは結構な距離を走るが、それにしたって大阪府の北部を横断している程度である。 一方で、編成が短く、ゆったりとした走りっぷりには、かわいさがあり、それ自体マスコットのような印象もある。 動物にたとえるなら、新幹線がライオンで、一般の鉄道は馬や牛であり、路面電車が犬かで、モノレールはモルモットみたいなそういう位置づけになるのではなかろうか。 そうしてみると、好感度は低くないものの、格的な鉄道好きからみたときには優先順位は高くない、というのが趣味人から見たモノレールの立ち位置と推察できる。 だが、わたしは敢えて宣言したい。 モノレールには他の鉄道にはない魅力がある、と。 たしかに移動距

    ジェットコースター・モノレール | 東京近郊 スペクタクルさんぽ | 宮田珠己 | Webでも考える人 | 新潮社
    hozho
    hozho 2017/04/06
    「これが本当にモノレールなのか、遊園地のアトラクションではないのか、と言いたくなるぐらいの破天荒な乗り心地は、こんなすごいものが、なぜ世間にあまり知られていないのか理解に苦しむほどである。」
  • イノベーションを加速させる素材――磁石 後編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    hozho
    hozho 2017/02/23
    「現代の文明は磁石文明であるといっても、全く大げさではないのだ。」
  • イノベーションを加速させる素材ーー磁石 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    子供の頃、公園の砂場で磁石を使って砂鉄を集めた記憶のある方は多いだろう。磁石は小学校の理科の教材として必ず触れるし、冷蔵庫のドアやクリップなど、身近でみかける機会も多い。 あまりに身近過ぎてなんとも思わなくなっているが、考えてみればこれほど不可思議な材料は他にない。距離も遮蔽物も超えて、物体を吸い寄せるものなど他にあるだろうか。もしこれがレアメタル並みに稀少な材料であったら、世界の国家や巨大企業が巨額の資金を投じて争奪戦を演じることだろう。それくらいに、磁石とは有用にして特異な存在だ。 が、幸いにして磁石は大量に存在し、人工的に安く作り出すこともできる。磁石に関するイノベーションはイノベーションを呼び、今や磁石のない社会など考えられないようになっている。その活躍の場の広さは、おそらく多くの人々の想像をはるかに超えていることだろう。 「慈石」の発見 人類がいつごろ磁石を知ったのか、詳細は定か

    イノベーションを加速させる素材ーー磁石 前編 | 世界史を変えた新素材 | 佐藤健太郎 | Webでも考える人 | 新潮社
    hozho
    hozho 2017/02/22
    「あまりに身近過ぎてなんとも思わなくなっているが、考えてみればこれほど不可思議な材料は他にない。距離も遮蔽物も超えて、物体を吸い寄せるものなど他にあるだろうか。」
  • 世にも奇妙な素掘りトンネル | 東京近郊 スペクタクルさんぽ | 宮田珠己 | Webでも考える人 | 新潮社

    穴を抜けて別の世界へ 〈まさに驚異、と申しますのは、収穫場面の展開する地下世界から戻ってきたかれは、われらが半球では冬の寒冷が持続しているのを発見したのです。〉 これは1209年から1214年にかけて書かれたティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』第三部の一節である。 イングランドのある豚飼いが、行方不明になった豚を探して洞窟に迷い込み、その奥に光溢れる広漠たる野原を発見する。なんと、そこでは小麦を収穫中だった。豚飼いは地球の反対側に出ていたのだ。 (『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス著、池上俊一訳 講談社学術文庫収録「アンチポデスとかれらの土地」より抜粋)。 『皇帝の閑暇』はゲルウァシウスが各地を歩いて集めた伝承を記録したもので、『千と千尋の神隠し』のような映画の中だけではなく、穴を通って別世界を訪れる話が古くから伝わっていたことがうかがえる。 漁師が川を遡り、や

    世にも奇妙な素掘りトンネル | 東京近郊 スペクタクルさんぽ | 宮田珠己 | Webでも考える人 | 新潮社
    hozho
    hozho 2017/02/21
    「こんな素掘りトンネルが房総中に無数にあるというのだから、なぜそんなに掘りまくったのか理解に苦しむ。もちろん便利だからにちがいないとはいえ、たいして高い山もないのである。」