車のニュース 更新日:2025.08.15 / 掲載日:2025.08.15 第1四半期決算へのトランプ関税の影響【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】 文●池田直渡 写真●マツダ、フォード 2025年第1四半期発表の自動車メーカー各社の決算発表が行われ、国内メーカーのほとんどが利益をダウンさせた。第1四半期の3ヶ月を通して、トランプ関税により、米国向け輸出に25%関税が課されたことが原因である。ただしこの状況が長く続くわけではない。価格は相対的なものだからだ。 そもそも関税とは輸入品に課税して売価を高くすることで、相対的に安い国産の販売を促進することが目的である。当然のこと輸入車が高くなり、国産車が安くなければ成立しない。 欧州や韓国など、日本以外からの米国への輸入車は多少の税率の差こそあれ課税対象となるはずで、日本と条件はイーブン。中国に至っては100%課税で、米国マーケットから締め出し
