1月5日、スペインで実施された世論調査で、国民の約3分の2が、フアン・カルロス国王(写真)の退位を望んでいることが明らかになった。マドリードで先月代表撮影(2014年 ロイター) [マドリード 5日 ロイター] -スペインで実施された世論調査で、国民の約3分の2が、フアン・カルロス国王の退位を望んでいることが明らかになった。同調査の結果は、国王の誕生日である5日に公表された。 在位38年に及ぶ国王は、1970年代にはスペインの民主化を推進し、かつては世界で最も敬愛されている君主の1人だった。しかし、最近では国が経済危機の最中にあるなか、次女であるクリスティーナ王女が夫婦で公金横領疑惑の捜査対象となったことなどもあり、国民からの信頼が低下している。