植物には意外な進化の経緯がある。 陸上植物は4億5,000万年前に登場したが、木はサメよりも新しい。花が登場するのは白亜紀になってのことだ。さらに草が芽吹き始めたのは4,000万年前である。 英バーミンガム大学が明らかにしたところによると、当時、植物は驚くべき機能をいくつか進化させた。 その1つが脳である。もちろん動物と同じような意味ではないが、まるで一種の指令中枢として機能する一連の細胞があるのだ。 成長のタイミングをはかる脳の機能を持った細胞 今回、植物の胚の中で発見された一連の細胞が、植物の生活環について重要な決定を下していることが判明した。 真冬に慌てて芽吹かないように、あるいは真夏まで芽吹かず生存競争に遅れをとることがないように、発芽のタイミングは完璧を期さねばならない。 この画像を大きなサイズで見るimage credit:Vincent-Ng 細胞が最初に発見されたのはシロイ