樋口直哉 作家・料理家 主な著作として小説『スープの国のお姫様』(小学館)ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)料理本『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)など。新刊は『ぼくのおいしいは3でつくる』(辰巳出版)です!
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批判と炎上 ホームレスや生活保護受給者へのヘイトスピーチで、メンタリストDaiGoさんが大きな批判を浴びている。私も動画を観たが、あまりの醜悪さに言葉を失った。 私自身、生活保護を受けている人々に対する心理的な支援を行っている身でもあり、聞いたこともないようなあからさまなヘイトを目の当たりにして、大きなショックを受けた。そして、これまで人類が人権のために闘ってきたその歴史は何だったのだろうかとさえ思わされた。 あからさまな差別に対して、われわれがまずやるべきことは、明確に声を上げて「NO」を突き付け、社会としては絶対に許容できないという態度を示すことである。 彼の言論のどこが問題であるかについては、数多くの専門家が声明等を出しているので、ここではこれ以上立ち入ることはしない。 その一方で、彼はどうしてあんな発言をしたのか、その発言の裏にある心理について聞かれることが何度かあったので、ここ
京都の哲学の道から 徒歩約3分。 木塀が並ぶ道の先、 とんとんとんと 階段を降りると見えてくる、 古いお屋敷。 両脇には椿の木。 映画のワンシーンのような佇まい。 レンガの柱を通り抜け、 石畳をひょいひょいっと 渡ると、玄関。 石畳に跳ねる雨の音、 季節の変わり目に鳴く虫の音。 些細な自然の音色を 拾い上げたくなるような一角。 なんだか物語が始まりそうな 空気感の古民家。 この物件、どことなく 『椿町ロンリープラネット』という 漫画に出てくるおうちに 似てると思うんです。 作中に出てくる ぶっきらぼうだけど優しい 時代小説家の暁先生。 暁先生のおうちよりは だいぶ、豪勢な気もしますが。 だってなんと、 間取りは9K。 庭も縁側もある。 庭は家庭菜園もできそうな広さです。 キッチンも広め。 うだるように暑い夏は きりっと冷やしたそうめんを。 庭に生え放題のシソや 収穫した茗荷の甘酢漬けを添え
新型コロナウイルスの重症患者が急増している。特に40代・50代の重症化が目立つのが第5波の特徴で、東京都では重症患者の6割を占める。だが、この年代へのワクチン接種の進み具合は、自治体によってばらつきが大きく、かなり遅れている所も多い。そんな中、東京都墨田区では、今月7日時点で1回の接種を終えた40代は区民の6割を超え、50代は7割近くに達している。 今月13日付日経新聞電子版によると、同紙が緊急事態宣言下にある6都道府県の主要都市の1回目接種率を調べたところ、墨田区は50歳代で71.9%、40歳代で60.6%とダントツに高かった。40代については、さいたま市(6.7%)、那覇市(16.4%)、大阪市(17.7%)、世田谷区や品川区(17.8%)などと接種率が伸び悩む自治体が少なくない中、墨田区の進捗状況は際立っている。その効果か、陽性者数の推移を示すグラフからは、陽性者が下降の兆しも見てと
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