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  • 【戦術レビュー】浦和は「事前に用意したスペース」と「追い越し」でマンマークを外す - J1 第8節 浦和レッズ 4-1 北海道コンサドーレ札幌

    【戦術レビュー】浦和は「事前に用意したスペース」と「追い越し」でマンマークを外す - J1 第8節 浦和レッズ 4-1 北海道コンサドーレ札幌 今回はJ1第8節、北海道コンサドーレ札幌戦のマッチレビューです。 シン・埼スタに札幌を迎え、4-1の勝利を収めました。 札幌との試合では別の試合とは違ったものが必要になりますが、試合展開も含めて色々と違うものになりましたね。 その中で浦和は攻守ともにしっかりと札幌対策をしてきましたし、十分に表現して機能もしていたと思います。 11人vs11人、11人vs10人、10人vs10人と試合を時系列で追いつつ、浦和が札幌のマンマークに対して何を準備してきたのか、そしてゴールに共通する点などを解説していきます。 動画でのレビューはこちらをご覧ください。 TOPIC1 - スペースを事前に用意した浦和1つ目は、11人vs11人の時間帯において、浦和がどのように

    【戦術レビュー】浦和は「事前に用意したスペース」と「追い越し」でマンマークを外す - J1 第8節 浦和レッズ 4-1 北海道コンサドーレ札幌
    ishiduca
    ishiduca 2023/04/17
  • 【戦術レビュー】これからリスクとリターンの話をしよう - 2022 J1 第11節 浦和レッズ vs 横浜F・マリノス

    この記事でわかること 前半の浦和の狙いと3失点に繋がったリスク後半の浦和が何をしたのか起きたことをどう活かすか浦和レッズサポーター間での議論活性化を目標に戦術を解説するマッチレビュー。今回はJ1第11節、横浜F・マリノス戦です。 疲れました。0-3で折り返した前半から、後半だけで追いついた壮絶な試合。 前半で浦和が追い込まれた理由や、後半に何が起きていたのかなどを解説していきます。 右サイドで抱えたリスクとリターンマリノス相手にボールを持たれることを完全に許容はせず、なるべく前からプレスをかけてボールを自分たちのもとに戻す、そこから主導権を握って、相手の弱点を突いていくことを狙って試合に入ったと思います。 サッカーでは攻守ともに繋がっているので、「全部取り」をすることが難しく、何処かに構造的・配置的リスクを許容する必要があることが多いです。 そのポイントが、今節は浦和の右サイドだったと思い

    【戦術レビュー】これからリスクとリターンの話をしよう - 2022 J1 第11節 浦和レッズ vs 横浜F・マリノス
    ishiduca
    ishiduca 2022/05/21
    サッカーにおいて、リスクを掛けたら掛けただけリターンを得られるかというと、それは違うと個人的には思います。良いチームとは、少ないリスクで大きなリターンを得るチームだと考えています
  • リカルドが目指した攻撃の構築 - 2021年 浦和レッズ シーズンレビュー

    この記事でわかること リカルドが何を目指していたのか浦和の「攻撃」の進化過程直面した課題と解決の流れ大幅な補強が必要だった理由残った課題と、来季への展望浦和レッズの戦術を解説するレビュー。今回はシーズンの振り返り、攻撃の構築編です。 今季は3年計画の2年目、リカルド・ロドリゲスが監督に就任しました。 リーグは6位、ルヴァン杯は準決勝まで進み、最後は劇的な天皇杯優勝で目標であったACL出場権を獲得しました。 最上の、理想的な結果ではないけれど、良いシーズンだったと思います。 昨年からやってはいたものの、格的にボールを持って主導権を握るサッカーを目指し始めたシーズンでもありました。 開幕の頃から考えると大幅な選手入れ替えも断行され、内容が向上しては課題にぶつかり、また試行錯誤してという紆余曲折があったなという印象です。 個人的にも8割ぐらいの試合を文章で残した1年間でもありましたし、昨年から

    リカルドが目指した攻撃の構築 - 2021年 浦和レッズ シーズンレビュー
  • 「組織」があるからこそ「個」が問われる(2021/11/3 川崎vs浦和)

    記事はゆうきさんがご自身のnoteで連載中の記事になります。 掲載元のnoteTwitterもぜひチェックしてください。 お互いにボールを手前から繋ぐスタイル同士でそこの技量を比べ合うような試合展開だったこともあって、かなり引き締まった面白い試合でしたね。個人的には今季最も90分が過ぎるのが早く感じた試合でした。 とは言え、勝ち切れなかったうえに浦和のズッ友ことG大阪横浜FMに勝利したことで川崎が引き分けながら優勝を決めてしまう場に居合わせることになってしまいました。目の前で優勝されてしまうのは気分の良いものではないですね。 川崎に対してはこれだけ圧倒的な勝ち点差をつけられてしまっているので素直に「おめでとう」という思いはありつつ、西野さん風に言えば今年は喜ばせておいてやるくらいに思いたいですし、そう言っても良くない?という試合ではあったかなと思います。 試合前にKMさんとtwitt

    「組織」があるからこそ「個」が問われる(2021/11/3 川崎vs浦和)
  • 【レビュー】足りない何かを求めて- 2021 J1 第34節 川崎フロンターレ vs 浦和レッズ

    この記事でわかること 川崎の崩しを封じた浦和の対策その弊害としての保持率の低さユンカー不在の影響成長の実感と足りない現実必ずアジアの舞台へ 浦和レッズの戦術を分析して試合を振り返るマッチレビュー。今回はJ1第34節、川崎フロンターレ戦です。 優勝のかかった王者相手に、ACL出場権を狙う浦和がアウェイで挑みましたが、結果は引き分け。 内容的には互角に近づいてきていると思います。それでも、まだ越えることはできませんでした。 浦和が流れの中で川崎にほとんど崩されなかった要因や、ユンカー不在の影響、興梠投入の効果や山中のポジションの理由などを解説します。 細心の注意を払った浦和やり方は違えど、お互いボールを持つことを起点に試合を進めたい両チームの試合は、見応えのあるものとなりました。 ボールを持てば戦える手応えはルヴァン杯の試合から持っていたと思いますが、そのためには川崎からボールを取り上げる必要

    【レビュー】足りない何かを求めて- 2021 J1 第34節 川崎フロンターレ vs 浦和レッズ
  • 【レビュー】必然の積み重ね - 2021 J1 第29節 浦和レッズ vs セレッソ大阪

    この記事でわかること 凝縮された開始10秒相手に合わせて背後でフリーマンを作るシン・0トップとWGの関係タッチダウンパスの仕組み確率論的サッカー好調を維持して迎えたC大阪戦は2−0の勝利でした。 無失点も継続、内容的にも試合を支配した完勝と感じた方も多かったのではないでしょうか。 ではなぜ、浦和がゴールを奪えて、良い内容と感じる試合運びをすることができたのか。 9月に入って向上している、得点に繋がる戦術的な仕組みについて解説します。 背後でフリーマンを作るC大阪の守り方は、数字で表すなら4−2−4のイメージでした。 SHをなるべくFWと同じ高さからスタートさせ、両ボランチも前に接近させることでコンパクトな陣形を維持し、前線でボールを奪うことを目指していたのだと思います。 それに対して浦和は、やはりボールを持ってこれをひっくり返していくことが最大の狙いでした。 凝縮された開始10秒 これは試

    【レビュー】必然の積み重ね - 2021 J1 第29節 浦和レッズ vs セレッソ大阪
  • 【レビュー】問われた柔軟性 - 2021 J1 第22節 大分トリニータ vs 浦和レッズ

    この記事でわかること 大分の前ズレ守備完全に"嵌った"前半後半に主導権を取り返した要因幅を拡げるために五輪中断前最後の試合となった大分戦。残留争いの最中にある相手でしたので勝ちたいところでしたが、1−0で敗戦してしまいました。 特に前半は全くと言っていいほど、上手くいかなかったと感じていると思います。 修正を加えて後半開始直後から試合を握りましたが、得点までには至りませんでした。 前半の失敗、後半の改善など、試合の構造や要因を解説していきます。 正面からぶつかってしまった前半完全に大分ペースで進んだ前半を紐解くために、まずは大分の守備のやり方から見ていきます。 5-4-1のように表記はされますが、縦のコンパクトネスを維持しながら、前の5人が積極的に前にズレてアプローチ。その裏もCBが前にズレて埋め、大外はWBが単独気味でカバーしています。 幅はWBに任せながら狭い陣形を組み、連動して自分の

    【レビュー】問われた柔軟性 - 2021 J1 第22節 大分トリニータ vs 浦和レッズ
  • 【レビュー】何を狙うのか - 2021 J1 第21節 ベガルタ仙台 vs 浦和レッズ

    この記事でわかること 仙台のコンパクトな守備浦和の"横"の狙い使わなかった前回の方法興梠で加速させる縦の揺さぶり福岡戦に快勝を収めて迎えた仙台戦。前回対戦時は前半に苦労し、後半に修正を加えて勝利しました。 今回はスコアレスドローに終わりましたが、得点になってもおかしくないシーンは多く作れました。 それとは別に、仙台のブロックを崩しきれなかった印象もありますが、その点を中心に振り返っていきます。 仙台の「間」がないブロック仙台の守備は4−4−2。3ラインを敷くというよりは、特に縦にコンパクトな陣形を維持することでSHをなるべく下げさせないことが基でした。 また、SHは外切りのような形で、その裏と横はボランチがかなりタイトにスライド。 外を切っている分、SBも中央から動かず、ビルドアップ隊には2トップが献身的に横から蓋をしていたと思います。 また、最初の前からの守備で嵌まらなければ潔く撤退も

    【レビュー】何を狙うのか - 2021 J1 第21節 ベガルタ仙台 vs 浦和レッズ
  • 【レビュー】順当を順当に - 2021 J1 第19節 柏レイソル vs 浦和レッズ

    この記事でわかること 柏の守備の特徴逆手に取るための浦和の攻撃方法飲水タイム後の配置の変化「あとは決めるだけ」の運び方順当勝ちの大切さ逆転負けを喫した湘南戦からわずか中2日で迎えた柏戦。 心身の疲労も考慮してリカルドが選んだメンバーは、前節とは対照的に敦樹以外が昨年以前から所属している選手たちでした。 結果は0-2の勝利。前半飲水タイム後からは試合をほぼコントロールした順当勝ちだったと思います。 浦和がなぜ主導権を握れたのか、柏の守備の方法やそれに対するリアクションを解説していきます。 人を見る柏、動かす浦和柏は4−4−2から守備を開始しましたが、前節の広島戦では3−4−3を採用しており、浦和としては少し予想と違った部分もあったかもしれません。 特徴としてはFWからDFまで、人に強く意識が向いている傾向があることです。 柏は広島戦と同じ3−4−3かな。 広島戦を少しだけ見たけど、3トップと

    【レビュー】順当を順当に - 2021 J1 第19節 柏レイソル vs 浦和レッズ
  • 【レビュー】封じられた成功体験 - 2021 J1 第17節 浦和レッズ vs 名古屋グランパス

    この記事でわかること 消された背後の柴戸名古屋のリスクを抑えた攻撃 HTの修正、別の経路を確保 求められた試合中の対応チームの現在地連戦最後の2位名古屋戦。リカルドがACL出場権獲得のための直接対決と位置づけた試合でしたが、スコアレスドローに終わりました。 リーグで2番目に少ない失点数を誇る堅守を前に、決定的なチャンスを生み出すことができませんでした。 特に前半は名古屋のペースで試合が進みましたが、後半は浦和の修正が効いていつも通りボールを持つこと自体はできました。 しかし、その先の部分で名古屋の牙城を崩すことはできず。名古屋の守備の特性と、堅守の要因、浦和が前半に攻守で苦労した点や修正内容などを具体的に解説していきます。 背後の柴戸と名古屋のハントどんな相手でもボールを持って主導権を握りたい浦和。その方法はいつも通り「相手がどうするか」次第です。 堅守を誇る名古屋の守備組織は4−4−2が

    【レビュー】封じられた成功体験 - 2021 J1 第17節 浦和レッズ vs 名古屋グランパス
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