人工衛星の打ち上げビジネスで国際的な競争が激しくなる中、世界最大手の「アリアンスペース」が20日、都内で記者会見し、コストを抑えるために2回以上打ち上げられる再利用型の次世代ロケットの開発を検討していることを明らかにしました。 この中でイズラエルCEOは、2020年に1号機の打ち上げを目指して開発を進めている次世代ロケットについて、年間の打ち上げ回数を増やし、生産コストを抑えた装置を使うことなどで、打ち上げにかかる費用を従来の半分まで抑えると強調しました。 そのうえでアメリカのベンチャー企業、スペースXが、再利用型のロケットの開発を進めていることについて、イズラエルCEOは「ロケットの回収費用など再利用する場合の経済効果を検証する必要があるが、関心を持って考えている」と述べ、打ち上げのコストを抑えるため2回以上打ち上げが可能な再利用型の次世代ロケットの開発を検討していることを明らかにしまし