電車で人とぶつかった。上司に嫌みを言われた。ローンの支払いが心配――。日常生活にはイライラや落ち込みの種が尽きない。そんなときに必要なのが、自分の心をコントロールする技術だ。修験道の総本山・金峯山寺で、1300年の歴史上2人目の千日回峰を達成した高僧、塩沼亮潤大阿闍梨(だいあじゃり)が語る、「心の針をプラスに引き戻す」方法とは――。 ※本稿は塩沼亮潤『歩くだけで不調が消える 歩行禅のすすめ』(KADOKAWA)の項目【生きるうえでの「四苦八苦」を半分にする極意】【歩行禅とあわせて実践してほしい「小さな修行」】を再編集したものです。 避けられる苦しみを、心のコントロールで避ける 人生には、必ず陰と陽の局面があります。私たちは、「いいこと」と「悪いこと」の波の狭間(はざま)で生きています。 一度目を閉じて、心のなかに針があると思ってください。その針はメトロノームのように、心の動きにしたがって振
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