「本当に、これがあの『ハッピーターン』ですか?」 かわいいパッケージに入った、和三盆や抹茶の風味の焼き菓子を前にして、そう聞かずにはいられなかった。 これだけではない。亀田製菓の「柿の種」は、さまざまな食感とフレーバーのプレミアム品に。日清食品「カップヌードル」は、おしゃれなカップコーヒーのようなビジュアルに。ハウス食品の「バーモントカレー」と「ジャワカレー」は、具の詰まったカレーパンへと、その姿を変えている。 既存のブランドイメージを覆す商品を展開するのは、関西最大手の百貨店である、阪急うめだ本店の地階食品売場だ。「劇場型百貨店」のストアコンセプト通り、臨場感ある“ワクワク”を届けようと、有名ブランドと手を組んで、阪急だけのオリジナル商品を開発している。 百貨店として、ただモノを販売するだけでなく、コトを通じた新たな顧客体験を創出しようとする阪急。そのなかで、阪急うめだ本店の“デパ地下”