今年の夏も暑い、熱い。全国各地でスポーツの試合、イベントが行われている。そして間もなく開催されるラグビーワールドカップを皮切りに、今後3年に亘って世界的なスポーツイベントの開催が日本で予定されている。スタジアムでの観戦体験はきっと「一生に一度」の体験になるだろう。また、このチャンスを逃すまいと様々な関係者がこの「スポーツ」の可能性に猛チャージをかけている。 そもそもスポーツほどステークホルダーが多く、複雑な業界はないかもしれない。クラブ、選手、協会、地方自治体、地域住民、スポンサー、ファン、観戦者(ファンと観戦者は明確に違う)と、数え上げたらきりがない。(図1) 近年ではBリーグやTリーグ等のプロフェッショナルリーグの発足で、より一層スポーツが身近に感じられるようになった。観戦者が増えるに伴い、観戦スタイルや嗜好も多様性を増している。SNSやブログには個々人の観戦体験が投稿され、イイネや反