NTTドコモは11日、次期社長に内定した加藤薫常務と、退任が決まった山田隆持社長がそろって会見した。同日の取締役会で決定し、6月の株主総会後に正式に就任することになる。山田社長は相談役に就任予定。 加藤常務は「スピードとチャレンジを掲げ、魅力的な端末とサービスを提供していきたい」とあいさつ。端末については「オープンなOS(基本ソフト)を使い、お客様が選ぶ端末をつくっていきたい」とした。ソフトバンクとKDDIが販売する人気機種アイフォーンについては「現状では導入は難しい」とした。 山田社長は在任中の4年間を振り返り、「現場が原点と考えて、積極的に支店やドコモショップ450カ所を回り、お客様満足度の向上に努めた結果、2年連続、満足度1位を獲得した。加藤常務にも引き継いでほしい」と話した。スマートフォンは2011年度は881万台を販売。今後もスマートフォン5000万台に耐えるネットワーク基盤の整