世界で最も人気のある観光リゾート地のハワイが盛り上がっている。ANAが一度に520人を運べる大型機のエアバスA380を5月24日からハワイ路線に就航させるためで、日本人観光客が大幅に増えることが予想される。ハワイは以前から日本人が最も行きたいリゾート地の1つとして根強い人気があるだけに、夏本番を前に早くもヒートアップしてきている。 相乗効果を見込む 年間で150万~160万人の日本人が訪れるハワイはかつて、誰もが憧れていた。これまでハワイ路線はJALが年間約50万人を送り込み、30%近いナンバーワンのシェアを維持し、利益率の高い路線だった。一方、ANAは大型機の就航で「多くの日本人旅行客を大量に運べるので、ハワイの観光需要を拡大できる相乗効果が見込める」としており、新規需要の底上げを狙う。 米ハワイ州観光局によると、ハワイを訪れた日本人が最も多かったのは1997年の221万6890人で、そ