新型コロナウイルス感染症のような重大な危機に直面すると、組織も個人も生き残りを最優先に考えて、学習を放棄しがちである。だが、その発想はとても危険だ。変化が必須の状況で生き残るためには、ビジネスも自分自身も変わるために学び続けることが不可欠である。オンラインでの学習のカギを握るのは、「認知学習」だけでなく「社会性と情動の学習」の重要性を認識することだと筆者は言う。 この5年ほど、筆者らは研究活動を少しずつオンラインに移行させてきた。勤務するビジネススクールのINSEADでは、バーチャル会議を拡大し、バーチャル授業とコーチングを強化し、対面授業を充実化するデジタルツールを導入してきた。 だが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、ここ数週間ですべてがオンライン化しつつある。多くの組織でそうであるように、あらゆる人の仕事とプライベートが大混乱に陥る中、その移行はほぼ一
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