(CNN) 橋のそばに立つ悪魔サタンが携帯電話を手に自撮り――。スペインのセゴビアで、そんな彫像を設置する計画が進み、物議を醸している。 地元当局はサタン像を観光の目玉としたい考えだが、像のおちゃめな様子にカトリック教徒は反発。計画を非難する請願に5500人の署名を集めた。 請願書では「この表現はカトリック教徒にとって侮辱的だ」と述べ、芸術において悪魔は「忌まわしく卑劣」な存在として描かれるべきで、「親しみやすく魅惑的」であってはならないと主張している。 サタン像の設置予定地は、セゴビアにあるローマ時代の水道橋から200メートルの場所。市議会によると、サタンにより一夜にして水道橋が建設されたとの言い伝えにちなんでいるという。 設置を支持する請願もあり、こちらは2100人超の署名を集めた。請願書では水道橋の伝説に触れ、サタンは「言い伝えに登場するキャラクターに過ぎず、道徳や宗教に影響を与える