バカでも炎上しない「フールプルーフなウェブ」は可能か? 夏休みに入ってからの「バイト先の冷蔵庫に入って炎上祭り」などを契機に、「ネットにいるバカをどうするか?」という議論が起こっています。「悪意」ではなく「無知、無教養、無能」から起こるトラブルに対して、同対処すればいいのか? と。 ここまで似たような事件が短期間で矢継ぎ早に起き、しかもそれが衆目を集める事態となれば、なぜそのようなことが起きるのかということを論じたくなるのはやはり人の性というものでしょう。すでに色々な意見がネット上で散見されておりますが、とくに興味深い論考が2つほど奇しくも全くの同じタイミングでブログとして公開されていましたので以下にご紹介したいと思います。 馬鹿が跳梁跋扈している今日この頃ですが「彼らは馬鹿だから」で済ませていて良いのでしょうか(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース フールプルーフな設計
「コミュニティ」と「ソーシャルメディア」の違いとは? 「コミュニティ」と「ソーシャルメディア」の違いとは?', contentId:'evernoteclip'}); return false;"> « 前の記事 「日本的ソーシャルメディアの未来」という書籍が発売になるそうです。著者は濱野智史氏と 佐々木博氏。少しだけ試し読みもできるようになっています。 『日本的ソーシャルメディアの未来』表紙と内容をちらり公開。#sosemi_social » ソーシャルメディア・セミナー 日本的ソーシャルメディアの未来 (PCポケットカルチャー) この中で「『コミュニティ』と『ソサイエティ』」の違いの話題が出てくるのですが、ちょうどネットコミュニティとソーシャルメディアの違いって(単に流行の呼び方が変わっただけのような使われ方も多いながらも)あるよなと思っていたので、読む前に書いてみようかと思います。
もし幼稚園の運動会に行く父親が中途半端にマニアックなカメラしか持っていなかったら 先日、息子の幼稚園の運動会がありました。そういう場ではハンディカム的な小型ビデオカメラが1台あればオッケーなのは分かっているのですがそうじゃない面倒くさい機材ばっかりを持って行ったらどうなるかを試してみました、というか、そうせざるを得ない感じになったのでやってみました。主に来年の自分用にメモを残しておきます。 機材 EOS 5D MarkII+EF 70-200mmF4L メモリーカード16GB 予備バッテリー1 外付けマイク 三脚 NEX-5+SEL1855(35mm換算で27〜82.5mmの画角) メモリーカード8GB、予備バッテリーなし 会場 幼稚園の近くの小学校のグラウンドで実施。応援席最前列からグラウンド中央までの距離、概算で40〜50m 子どもがくじ引きをして、順番に場所取りができるシステム(行列
GoogleのPay Per Post問題で何とも残念に思うこと 先日、たまたま入った喫茶店の近くの席で、マルチ商法の勉強会らしき会合が、たいそう喧しく行われてきた。 聞きたくもないのに聞こえてきた会話によると、商品について(つまりこれから引き込まんとしているマルチについて)説明したところで「それってネズミ講じゃない?」と聞かれたら、勝ったと思っていいそうだ。なぜなら、その相手はマルチについて分かってないから。「それってマルチじゃない?」と言う奴は手強いのだという。 「ネズミ講じゃない?」と聞かれたときにどうするか? まず、そこで言下に否定するのはダメだという。なぜダメなのかの説明は聞こえなかったが、雰囲気が悪くなりその後の話がギクシャクしてしまうだろう。また、滔々と語って聞かせて否定し切ることに成功したとしても、相手は完全に納得できないかもしれない。何となく「やりこめられた」ような感じが
ソーシャルなんておまけです。偉い人にはそれが分からんのです ネットワーク効果(ネットワーク外部性)の活用、というのは「Web2.0的なサービス」の重要要素だった。Web2.0がそもそも、ネットワーク(スケールフリー/ネットワーク)という概念の発見に伴うWeb戦略の変化について語ってるようなものだから(と私は解釈しているから)、そこが重要であるのも頷ける。 いわゆる「SNS要素」というやつ。既存ユーザーに友人を連れてこさせ、コミュニケーションさせ、より濃密なネットワークを作らせれば、ユーザーのロイヤリティも上がり辞めにくくなる。PVや滞在時間が上がり広告収入も増やしやすくなる。いいことずくめのようだが、ユーザーけっこう疲れる。 また、これは後発サービスが取るべき戦略ではない。同じようなことをもう1回やるのはだるい、と思われるだろうから。 そんなわけでか、2008年にブレイクした新しいサービス
サンタさん、EOS 5D Mark IIがほしいです とか言ってたらクリスマス前に入荷しました。中野フジヤカメラにて、EOS 5D MarkII用の特別下取りサービスetc.を利用してお買い上げ。 スペック的には別にそそられないなーとか思ってたのだけど、真っ当にに進化した描写を見て、やっぱり行っとくべきかと注文し、2週間ほどで入荷。ほどなく問題が明らかになるも、今のところ影響はなし。 まだ少しずつ試し撮りといった段階ですが、ISO6400を従来のISO800ぐらいの感覚で使えるのが凄い。とても「カメラに撮らせていただいた」という感じがします。 というわけで、そんな写真をいくつか。上2枚以外は、先日参加したStartMac写真部の忘年会&横浜撮影会でのもの。すばらしい天気&ロケーションで、被写体とカメラに撮らせていただきました......。 ISO6400、EF17-40 F4.0L使用
エプソンの「P-7000」ブロガーミーティングで、フォトストレージビューワって誰のためのものなんだろうって思った 先週、先週、エプソンのフォトストレージビューワ「P-7000」のブロガーミーティングに参加しました。製品の説明は分かりやすく、写真家の柳本史歩氏による活用講座は参考になり、体験コーナーは楽しめる、有意義なイベントでした。 歴代のフォトストレージビューワたち。最初の機種「P-1000」発売から5年になる 現在、この製品を売っていく上での最大の課題は「フォトストレージビューワ」という商品ジャンルの認知度が低いこと、だとのこと。プロカメラマンの所有率は上がっているけども、アマチュアには広がっていないと。私も商品としては知っていたけど購入したことはありませんでした。 プロのフォトストレージビューワ所有率は上がっている。 プロの所有率が上がっているのは納得できます。すごい枚数を撮るだろう
エプソンのフォトストレージビューア「P-7000」ブロガーミーティングで、ブロガーイベントについて思ったこと エプソンのデジタルフォトビューワ「P-7000」ブロガーミーティング話の続き。 イベントは、いきなり「ブロガーの皆様にご意見を頂戴して云々……」といった調子の妙に腰の低いトークで始まりました。後での話を総合すると、私が思っていた以上に、そうとう緊張してブロガーイベントに臨まれていた模様。 とはいえその後のプレゼンは快調にかっ飛ばしてて、良い感じでした。開発者である枝常氏によるP-7000および歴代フォトストレージビューワ解説は、テキトーな絵のスライドあり情熱溢れるトークありで、なんというか「減点されないため」に全部のスライドをきちんと作るのでなく、「言いたいことだけに注力したため」なんかクオリティがバラバラ、という感じが味わい深かったです。 枝常氏のプレゼン その後、カメラマンの柳
企業の広告予算が減り、セールスプロモーションに使われているという話 4マス広告の予算が減った分は、ネットじゃなくて小売店での販促費に行っているのではないかという話。 業界のパワーバランスとして小売業が強くなっていることを考えると、「広告主であったメーカーが広告宣伝費をおさえて販売促進費に回さざるを得ないから」という回答の方が、「ネット広告へ流れているから」という回答より正解である度合いが高い気がするんですが、どうですかね? マス4媒体の広告宣伝費が伸び悩んでいる理由 - 田中慎樹のダイアリー はてなブックマークの関連エントリーで関連記事が見つかった。はてブGJ! しかし、最近どの企業のマーケティング担当者の話を聞いても、「広告費を削減して、店頭販促などのSP費を増加させている」というのです。 広告が消費者に響かなくなった今、店頭で消費者に直接語りかけることが改めて見直されているのは、とて
犯行予告共有サイト「予告.in」が痛快だ。が… 8日に秋葉原で起こった無差別殺傷事件などを受け、総務省がプロバイダ等に犯罪予告の通報を要請したり、犯罪予告の自動検知システムの開発に着手しているとのこと。 東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件を受け、総務省が全国の約1万4000のインターネット接続業者などに対し、ネット上で犯罪行為の予告を認知した際は速やかに110番通報するよう要請していることが12日、分かった。 時事ドットコム:犯行予告の通報要請=全国1万4千のネット業者に−総務省 開発されるシステムは、掲示板に書き込まれた犯罪や自殺予告を思わせる単語を抽出し、文脈からコンピュータが危険性を判断、信憑性の高い情報を警察に通報するという仕組み。(中略)同省では研究開発費として、2009年度予算要求に数億円規模を盛り込む方針だ。総務省がネットの犯行予告を自動検知するシステム開発に着手:ニュース
キヤノン、デジタル一眼レフのエントリー機「EOS Kiss F」発表 デジタル一眼レフの最下位機種「EOS Kiss F」を発表。「実売7万」とか書かれているが Kiss X2(ボディのみ)の実売がAmazonでそのラインなので、5万円台で手に入るのではないかと思う。 キヤノン、実売7万円のデジタル一眼レフ「EOS Kiss F」 BCNランキングの記事によるとキヤノンはエントリー機の充実が課題であったとのことだが、Kiss X2発売後も併売で繋いできたKissデジXに替えて、最下位機種を出してきた形。 きめ細かなラインアップ戦略で幅広いレベルのユーザー獲得に成功したニコンに習ってか、今回は新モデルが出た後も1010万画素の「EOS Kiss デジタルX」を併売。上位モデルを「X2」、下位モデルに「デジタルX」という布陣で、07年にニコンに奪われた年間トップシェアの奪還を狙う。 高まるライ
「よい子」mixiの転落。今後のブランド戦略は? バカネタはさておき、今回のmixi規約騒動で気になる点を。 なぜやってしまったのか? いくつかのブログで指摘されているように、3、4年前ぐらいにあちこちで起きた「ブログサービスの規約騒動」と同じ轍を、なぜ今回ここまできれいにに踏んだのか? という点が気になる。 ユーザー心理を分かっている人材がいないとか人材はいても適切に力を発揮できる位置にいないとか、そういう分かりやすい理由の可能性もあるけど、わりとあり得そうに思う仮説として、当時の騒動に「俺たちは違う」と思ってたんじゃね? というのがある。 サービス開始と同時にトラブったgoo ブログ、当時の社長のイメージもあってどことなくダーティなイメージだったlivedoorブログなどと比べて、mixiはスタート当初から「明るくて安心できる、居心地のいいSNS(デザインもかわいいし)」といったきわめ
勝手に集まるログデータからコンテンツを作る こちらを読んでのメモをいくつか。 ゼロオーバーヘッド・ブロギングの時代 « ZeroMemory 上記エントリーからのリンク先「Geek to Live: Instant, no-overhead blog with Tumblr」では、「何も悩まず、書かず(だから時間をかけず)にとにかくtumblogするんだ!」みたいな話からのTumblr紹介。個人的には豪華なニットよりも手で編んだ方がすばらしいそれが大事みたいな感覚があって、こういう話にはごく直感的な部分で違和感があるんだけども、それにしても興味深い。 上記エントリーでは、もうユーザーに意識的に何かさせるCGMじゃなくて、ユーザーには何もアクションを求めず、システムがログを勝手に取ってそれをコンテンツにする時代だろ? みたいな話になる。 だから人間はもう何もしない、んじゃなくて、意識的に何か
ソフトバンクごっこはやめろ! 伊集院のラジオでもネタになってましたが……、 ソフトバンクモバイルのCM 白戸家「ソフトバンクごっこ篇」で、犬のお父さんが「ソフトバンクごっこはやめろ!」と言う。 ウイルコムのCMでは、ハトが24時間通話無料や他社携帯へのメール無料をアピールし、犬が「(深夜に)うるさいぞ(ハト時計編)」、「こっちは(メール)受信にもお金かかるんやぞ!(ごめんねメール編)」とぼやく内容。ウイルコムの犬は白ベースにぶち模様。 イー・モバイルのCM「電話サービス開始編」では、サルがケータイ初の通話定額等をアピールし、白い犬が「ありえないっす!」を連呼。 以前にはソフトバンクモバイルも物議を醸すCMを放送していたことがありましたが、追う立場がこういう広告で攻めるというのは常道か? それぞれ放送開始のタイミングが分からないのだけど、犬を落とす形での比較広告が登場するだろうと読んでの「ソ
ネット・リアル双方にける最近の炎上マーケティング事例 「炎上マーケティング」というか、突っ込み所満載のネタをかます→皆全力で突っ込み→注目度アップ というマーケティング法が最近またアツい。 ネットではmixiが規約変更を告知→大炎上→各メディアがmixiに取材し弁明を掲載(いまここ)→規約の文言が修正される→皆飽きて鎮火 といった流れ(予想含む)。早まった一部のユーザーがデータ削除して退会しますた宣言をしており、mixiはアテンションの獲得と同時にめんどくさいユーザーの一部を切ることにも成功した。 ミクシイはあなたの日記をあなたに無断で商品化します - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 mixiの利用規約改定に関する重要なお知らせについてひとこと言っておくか - *mohri++ 404 Blog Not Found:News - mixiはblog化するのか? mixi、4月1日より利
ブログで社会科見学しようぜ! 最近、新しい企画を始めています。 はたらく人のブログを読もう—社会科見学ブログ 「職業ブログを読んだら、仕事を疑似体験できるんじゃね?」ということで、中学生ぐらい向けに職業ブログを紹介するブログです。1エントリーごとに1つの職業を取り上げ、職業の概要と、その職業に就くための方法を簡単に紹介し、合わせてその職業に就いている人のブログを紹介する、というもの。 大人の本音を子どもが読む場に 目標のひとつとしては「大人のホンネ」を子どもが読む場を作りたいです。「ホンネ」というと、ややもすると「おおっぴらには言えない愚痴」とか「ちょっと危ない裏話」みたいなものと思われてしまうかもしれないんだけども、そうじゃなくて。 その仕事の苦しいところとか辛いところも隠さないで、でも、一方ではその仕事ならではのやりがい、張り合いみたいなものも見えて、プラスマイナスではちょっとプラスに
リアルとネットを連携させた「たまり場」ビジネス考 広告βさんから、サードプレイスの話。 広告β:サードプレイスと収益モデル ちょっと調べてみたら、ツタヤもそういうコンセプトを打ち出していた。 人間には、飲み・食い・眠るための「住む場所」=第一の場所 生活=住むための資金を調達する「働く場所」=第二の場所 そして、遊び心にあふれ、そこにいるメンバーは家族ではないけれども家庭のように快適で、「楽しむ場所」=第三の場所が必要だという。 By Ray Oldenburg サードプレイス|株式会社 TSUTAYA (ツタヤ) 以前に(もう3年前になるが)「三越コミュニティサロン」という試みを取材させていただいたことがある。 三越コミュニティブログ/トップページ リアル店舗の三越本店内に同名のサロンがあり、同時にブログサービス中心としたコミュニティサイトも開設。40代をメインターゲットに様々なイベント
ブログに書かれにくいもの、伝わりにくいもの 2007年も何だかんだで育児に追われてたなあ。12月なんか家族そろって体調を派手に崩し、なんとか持ち直してきたらもう暮れですね、という始末。 言語化、数値化されにくいものたち 育児の大変さを書き始めると止まらないが、実際にはだから苦痛だとか思っているわけではないし、独身に戻りたいとも思わない。家族がいることの喜びというのは、どうもいまひとつ言葉にしにくい。不幸や苦労は言葉を尽くして語るものだが、幸福は本来多くの言葉を必要としないものだから、だろうか……というのは今ちょっと思いついただけだが。幸福な人が幸福を表現したものは、ややもすると反感を買いかねない浮ついた作文か、ポエムになりがちな気がする。 言語化・数値化しにくい情報というのはいろいろあって、それをブログのような言語中心のメディアで表現するのは本当に難しいものだ、というのが最近の感覚。何か大
世のネットユーザーがみんな梅田氏や平野氏なわけじゃない いろいろ書く肴にしようかと思っていた「ウェブ人間論」だけど、2回目を読んだらかなりの部分について、ネチネチ絡む必要もないかなあ、という気分になってきた。年末年始にいろいろブログに書こうと思っていたのに、子守りに追われていたら休みも終わってたし。 梅田氏も平野氏も、立派な成功者であり高い能力を持った人物である そうした中でも、書き留めておきたいことが一点ある。語り手の両氏が、既に多くの実績を残して評価も固めた成功者である梅田望夫氏と、デビュー作で芥川賞を取った平野啓一郎氏という、どちらも社会的評価を得た「立派な人」であり、「能力のある人」である、ということだ。お二人ともネットに住む大多数の有象無象・一般大衆・海千山千・匿名の群集・衆愚の皆さまとは自ずと自意識のありようも違うだろうし、立ち居地も異なるだろう。それはもう、非モテと脱オタの違
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