アメリカ軍基地への抗議活動をめぐり、4つの罪に問われている沖縄平和運動センター議長の山城博治被告の控訴審の初公判が16日、福岡高裁那覇支部で開かれました。 この裁判は、名護市辺野古での普天間基地の移設工事や東村高江でのヘリパッド建設に対する抗議活動をめぐり、沖縄平和運動センター議長の山城博治被告が傷害や公務執行妨害など4つの罪に問われているものです。 山城議長は一審の有罪判決を不服として控訴していました。 16日の控訴審の初公判で弁護側は「一連の行動は表現行為であり、一審判決は沖縄の歴史を理解せず刑法の解釈に終始している」として、一審判決の破棄とともに一部の罪については無罪を主張しました。 一方、検察側は控訴の棄却を求めています。 裁判は次回の来月13日に証人尋問を行い結審する見込みで、12月13日に判決が言い渡される予定です。