タグ

ブックマーク / cpainvestor.com (36)

  • ヤオコー偵察 | cpainvestor.com

    今日は子供達と近所の博物館に行き、プラネタリウムを堪能した後(三男は爆睡でしたが)、頼まれた夕のおかずを買いに、我が町のダイエー跡地に初めてできた品スーパー、ヤオコーに行きました。 ここは22期連続増収増益の品スーパーとして業界では非常に有名な会社です。久しぶりに投資家の血を騒がせつつ、店内をじっくり観察してまいりました。今回は長男(小学4年)のビジネス知力を鍛えるため、「お店の中で気がついたことはパパに何でも言ってみなさい」と課題を出しました。 長男が気がついたことは以下の3点でした。 1.お店が広く、とても明るい →いつも行く近所の地場スーパーに比べると断然広く、カートも通り易く設計されていました。おそらくLED照明だと思いますが、とにかく店内がものすごく明るく、きれいです。 2.棚が見やすく、野菜コーナーでは冷気が出ていた →いわゆる階段上の什器(下に行けばいくほど陳列面積が大

  • 灯台下暗し 〜 テンバガーBtoCビジネス | cpainvestor.com

    リーマンショックや東日大震災の際など、株価が大暴落した時に、キャッシュを残していた投資家の皆さんは、「ここから何を買うべきか?」やはり迷うところだと思います。こういう時の王道は、やはり普段「高嶺の花」で購入できない優等生企業(米国であればブルーチップ伝統銘柄、国内であれば、業績堅調なPBR高めのディフェンシブ銘柄など)を買うということになるのでしょうし、実際私もそうしました。 ただ、こういう時に当に売り叩かれるのは、時価総額が低く、流動性も低い、地味な内需小型株であることも、小型株投資をしたことのある皆さんであれば、体験的に知っていることだと思います。こういった銘柄も、世の中が不景気になれば、当然業績は落ち込むわけですが、それ以上に株価は極端に落ち込むため、うまく業績が回復してくる小型株を見つけ、継続的に購入し続けるメンタルタフネスがあれば、株価が5倍、10倍(テンバガー)になるという

  • 「属人性排除」+「ローコストオペ」の最強モデル | cpainvestor.com

    私が最近セミナー等でとりあげる元気な会社にアークランドサービス(3085)とスタジオアリス(2305)があります。前者はかつ丼「かつや」の飲チェーン、後者はショッピングモールに必ず入っている子供写真館として、ご存知の方も多いはずです。この2つのビジネス、一見何の関わりもないもないように見えますが、経営者目線で見れば、そのビジネスモデルが極めて似通っていることに気がつくでしょうか。 誰でも揚げられるようになったおいしいとんかつ アークランドサービスのここ5年の業績は極めて堅調で、「かつや」を毎年、直営、FC双方の形式でハイペースで出店し、既存の飲店、特に町のとんかつ屋さんから客を奪い続けています。 このお店では、通常のかつ丼が一杯490円で提供されています。店舗に行ったことのない方は「安かろう、まずかろう」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。少なくとも私は町の(有名店ではない

  • 毎日使う耐久消費財はそれなりのお金をかけることのメリットがある | cpainvestor.com

    保有するだけでリターンを生むものでない限り「資産」とは認定せず、耐久消費財への支出を極力控えてきた私ですが、昨夏に建てた新築住宅はやはり快適で、ここのところの週末は、家族そろってすっかり出不精になっております。特に最近の家族のお気に入りは屋上です。住宅メーカーからは、太陽光パネルの設置も盛んに勧められましたが、何も置かずに広いスペースを確保したのは正解でした。子供達の水遊び用のプールや、BBQ、近隣の花火大会の観賞、もしくは夜の天体観測用のスペースとして大活躍しています。新築住宅の「資産性」は未だに懐疑的ではありますが、耐久消費財として見た場合には、ギリギリ許容範囲と思いたいです。(というか、現時点においては、過去の建設コストはすでに埋没コストなので、徹底的に活用することに頭をきりかえたいと思います。) 今日は、私にしては珍しく、資産性はまったく見いだせないものの、最近購入して「もっと早く

  • 「ダイソーが来たらすぐに逃げる」という発想は見習いたい | cpainvestor.com

    今週某所で実施したセミナーでは、企業分析の題材として百円ショップをとりあげました。少子高齢化進む市場において国内小売業はどこも厳しいですが、100円ショップの業界に関しては、デフレ経済の追い風もあり、業界大手は規模拡大を続けています。 この業界の圧倒的な1位はダイソー(直近年度の売上高約3,400億)で、その後を、九九プラス(約1,400億)、セリア(約800億)、キャンドゥ(約600億)、ワッツ(約400億)が追いかける構図となっています。 「究極の薄利多売モデル」とも言える百円ショップの業界で、明らかに業界の弱者と言えそうな、ワッツ(2735)が毎期着実に利益を確保し、成長を続けているのは特筆に値します。 ワッツのIR説明会での社長のおもしろプレゼンの中で、私が特に気に入ったのが、「ローコスト出退店」というキーワードです。別業態の既存店舗を改装して自社店舗とすることで出店コストを抑える

  • バリューのある仕事の本質 | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 先週は、あるセミナーの原稿が仕上がらず、特に週末は追い込まれ、やむなく家族を実家に送り返して悶絶しておりました。 聴衆に伝えたいメッセージは前々から主催者とのブレストで固まっていたのですが、それをわかりやすく伝えるための事例企業がずっと思いつきませんでした。財務数値からのスクリーニングで、商売のうまそうな企業(今回のテーマは小売業でした)をある程度までは絞り込めても、「これで行こう!」という最終決定ができないのです。 最後は風呂の中で考えをめぐらせながら、「アパレルで行こう!」と決めて、職場からできるだけ近いユニクロ、ローリーズファーム、ハニーズの店舗を偵察に行き、店員さんの愛想が最も良さそうに見えたローリーズファー

  • 坂の上の苦悶 〜野、丘、台のつく地名はやめておけ〜 | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 いくつかの投資ブロガーサイトで話題になっていた山下努著「不動産絶望未来 ―これからの住宅購入は時間地価で探せ!」を読みました。住宅・建設・不動産業界取材歴20年のアエラの記者がまとめた不動産購入指南です。 この書籍、郊外にマイホーム購入の決断をしたばかりの私の気持ちを逆撫でするような記述内容満載ではありましたが(笑)、超高齢化社会が到来する今後、日不動産事情がどのように変わっていくかを具体的にイメージする上で参考になる記述が多くあるように思いました。 以下、気になったフレーズをいくつか書き留めておきます。 埼玉大変千葉心配 団塊世代の集中居住で急激な高齢化が進む東京近郊県、大阪近郊県のベッドタウンは、自治体財政

  • 時持ち族向け射幸心煽り型ビジネス | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 少し古い話になりますが、昨年12月中旬、客先を訪問した際に、JR神田駅の近くを通ったのですが、朝からとても長い行列ができていました。「何だろう?」と思い、行列の先を見てみると、あるパチンコ屋の入り口につながっていました。パチンコ屋の入り口には、「1円パチンコ台、日より大幅増加します!65歳以上大歓迎!」といった趣旨のメッセージが書かれた横断幕がついていました。 パチンコ屋さんは、学生時代以来ご無沙汰しておりましたので、最近事情に疎かったのですが、通常4円の貸し玉料が1円というパチンコが流行しているらしいですね。ネットで少し検索したところ、「これまでよりも低予算の金額で長く遊べる」というのがメリットのようです。「65

  • 小手先の景気対策では、生産年齢人口の減少による内需縮小に全く対処できない | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 久しぶりに、読み応えのある新書に出会いました。既にあちこちのサイトで紹介されている藻谷浩介著「デフレの正体 −経済は「人口の波」で動く− (角川oneテーマ21)」です。 この書籍の内容を一言で表すとすれば、エントリータイトル通りとなるのですが、「団塊世代の大量退職によって今後生じる現役世代の急速な減少と高齢者の激増が、どれだけ極端な内需の縮小を招くか」ということが、国政調査などのデータをわかりやすい図表で見える化しながら、丁寧に論証されています。 このブログでも都会と地方の経済格差に関してはいくつか記述してきたように思いますが、この書籍を読んで、「都会の方こそ今後は深刻な需要不足に陥る可能性が高い」ということがよく

  • 自分にとって分相応な耐久消費財とは、どの程度の金額なのか? | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 旭化成ホームズが保有していた土地が思いのほか魅力的であったため、新築住宅購入の交渉を始めたわけですが、建築条件付きの土地であるが故に、当然相見積りはできないわけで、交渉戦術上こちらが打てる手は限られていました。それでも可能な限りこちらに有利な条件を引き出すため、あの手この手の知恵を絞って交渉しました。こういう時にネットの口コミ情報と日頃の実務で培った価格交渉経験は役に立ちます。 まずはかなり詳細な間取りを固め、オプションである防音室や3階ロフト(完全な3階建ては不可だが、ロフトなら可という条件の引き出しに成功)など、とにかくフル装備にして目一杯の見積金額を出して、そこから値引き交渉を行いました。(契約後の追加変更契約

  • 土地探し(その1) | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 これから記載する内容は、これから住宅を持つことに関心を持っている方向けとして記載致します。不動産業界にいらっしゃる方には既知の内容かと思いますので、読み飛ばして下さい。 今の私の住まいは東京通勤圏の端(Door to Doorで職場まで70〜80分)にあり、自分の仕事の都合だけを考えると、どう考えても都内に転居した方が良いわけです。(唯一の救いは往復の電車が、座って通勤できるのでたっぷり読書&勉強&睡眠ができることでしょうか。)しかし、家族の事情や子供が育つ環境なども考え合わせると、結局、海と山に囲まれた現在の最寄駅付近で土地探しをするのが最善ということになり、駅から徒歩10分圏内にターゲットを絞り、土地探しを始めま

    kaeru333
    kaeru333 2010/11/08
    地主さんは、長くやっている不動産屋さんと仲が良い場合がおおいので、小さいからって侮れない。 チェック大事ですよね。
  • 持ち家購入の経緯 | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 これまで私は、キャッシュそのものか、キャッシュ・フローを将来的に生み出すものが「資産」と考えてきました。このように定義をすると、自家利用の新築住宅などというものは、間違いなく「資産」には該当しません。ただ、住宅を冷蔵庫やテレビと同様の「耐久消費財」と定義するならば、生活をしていくために必要な消費は「必要経費」として是認されることになります。 現実問題として、私達が現在借りている転勤留守宅物件の優先賃借期間があと1年半に迫っており、その後は新しい住宅を探さねばなりません。特に幼子を3人抱え、これから20年弱はどうしても広いスペースが必要になります。 また、私のは自宅でピアノ教室を開いています。結婚した当初は、自宅とは

  • ためす、たのしむ、たしかめる | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 いくつになっても、女性にとって「美」というのはプライスレスの存在のようで、この不況下においても化粧品業界には高収益の会社がゴロゴロしています。 特に、日々のお肌のお手入れに欠かせない基礎化粧品群(クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液等)の分野においては、TVや雑誌、ネットなど多くの媒体に湯水のように広告費を投入して自社製品の特徴を訴求し、ダイレクトマーケティングによる無店舗販売で多くの顧客を獲得して囲い込むという「勝ちパターン」が存在するようです。 上場している中堅化粧品会社の中では、「皮膚の専門家がつくったメディカルコスメ」というコンセプトを打ち出して、看板製品「アクアコラーゲンゲル」をひたすら売りまくって成功してい

  • 毎日がきのこ日和 | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 「当に9月に入ったのだろうか?」と疑ってしまうような残暑厳しい毎日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 先日、日経セミナーの講座資料作成のため、品業界の会社の財務数値をじっくり見ていました。ロングセラーブランドを持つ品会社は、どこも売上は安定しているものの、営業利益率は他産業と比べると今一つの印象を受けました。例えば品業界のリーディングカンパニーと言われ、グローバルにビジネスを展開している味の素(2802)、ヤクルト(2267)、キッコーマン(2801)でさえ、その売上高営業利益率は各々5.5%、6.5%、7.4%にとどまっています。 こうした中、業種分類上は水産・農林業に区分されていますが、エ

  • ジェネリック医薬品・介護施設・葬儀屋 | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 最近、地方に拠点を構えるお客様への訪問が多くなっており、各地域の中小企業の経営状況について、見聞きする毎日が続いています。 都内の勤務先や自宅周辺の景況感も決して良いわけではありませんが、地方経済の深刻度合はその比ではないことが、実際にその地域を訪れ、関係者の話を聞いているとよくわかります。市場そのものが縮んでいく中、郊外に大手資の出店が相次ぎ、更なる消耗戦が繰り広げられることで地場の流通小売業は完全な死に体となり、リーマンショック後の大手製造業の工場リストラで、地場の部材供給メーカーは受注が途絶え、公共工事の更なる縮小で中小建設業は息絶える。そんな事例は枚挙に暇がありません。 沈みゆく地方経済の中で、「たくましく

  • 利益の質 | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 角山さんのコラムで紹介のあった 勝間和代著「決算書の暗号を解け!」(下図)をさらっと読みました。 第一印象としては、「私がシェアーズさんのセミナーでお話した内容 とかなり被っているなあ、私がこのネタでを書くチャンスは完全に消えたなあ」というものでした(笑)。まあ、私がセミナーで解説したような内容は、監査経験のある会計士の共通認識でもある内容なので、当たり前と言えば当たり前なのですが・・・。 書籍のターゲットとしている読者の都合上、決算書の説明から始めているので、やや総花的で、せっかくの個々の論点が薄くなってしまっている印象はありますが、「会計上の利益がいかに相対的なものであるか」、「PL、BS、CFの3次元で決算書

  • フラット35の積極的な繰上げ返済を迫るアドバイスは適切か? | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 最近、住宅購入を真剣に検討するようになって、住宅ローンの勉強をしています。少し検索するだけで、沢山のウェブサイトがヒットし、住宅ローン減税の効果まで考慮に入れて簡単な返済シミュレーションができる金融電卓サイトなどもあって、重宝しています。 「インターネットと金融サービスの親和性が高い」というのはまさに真実で、住宅ローン金利や各種手数料、その他諸経費などの取引条件なども一発で比較できてしまう上、最も安い金利を提供しているのが、どのような会社なのかもすぐにわかってしまいます。審査の厳しさなどが不明ではありますが、リアル店舗を持たないモーゲージ専門会社の金利などを見ると、まさに「驚きの金利」が提示されています。特にこの会社

  • ペット関連消費に税金をかけて子供手当の原資にしては? | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 上図は、厚生労働省の統計資料を基に、国内の年別のヒトの出生数と狂犬病予防のための年別の犬の登録数(こちらは残高)を比較したものです。(トレンドをわかりやすくするためにスケールを調整しています。) 誤解を恐れずに言えば、「子供や孫のいない家族の寂しさを犬が埋めている」ということでしょうか。確かに私の身近な例でも、両親の居住する分譲マンションでは、高齢化が進み、子供の影はめっきり少なくなったものの、犬の数だけは順調に増えているような気がします。 ペット関連産業(生体販売、ペットフード、ペット用品、動物病院、ペットホテル、ペット美容室、ペット保険、ペット霊園など)の市場規模は既に1兆円を超えており、数少ない内需型成長産業で

  • 地産地消 | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 今週は、某デバイスメーカーさんの合宿研修講師として、富士山麓に篭っておりました。久しぶりに20代の若者達と熱く語り、彼らからエネルギーをもらって帰ってきました。 世界市場に向けて様々なキーデバイスを供給するこの会社も、リーマンショック後の「需要消失」で厳しいリストラクチャリングを余儀なくされています。そういった中で、会社の未来をしょって立つ若者達の教育コストだけは何としても死守して、朝から晩まで徹底して詰め込み、議論させて鍛えようとする姿勢に敬意を覚えました。(やる方の体力も限界に追い込まれるのがつらいところではありますが。) 多くの日の製造業と同様、この会社も国内需要の停滞・縮小を見据えて、かなり早い段階から海外

  • JALの窮境原因について考える(その1) | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 選挙も終わり、新政権の経済政策が注目される今日この頃ではありますが、いくつかの国策企業について、公的資金での支援をすべきか否か大きな注目が集まっています。 特に日航空(以下JALとする)については、過去にも何度か経営危機が噂され、つい先頃には、政府保証の投融資という形で政策投資銀行から巨額の「政策資金」が注入されました。 JALの経営状況に関しては、「サービスがいまいちなのに従業員の給料が高い!」ですとか、「OBの年金が優遇され過ぎている!」ですとか、「綱渡りの資金繰り」ですとか断片的なマスコミ報道が沢山なされていますが、今回から何回かに渡り、有価証券報告書と決算説明会資料という対象企業が開示している一次情報を用い