岩手県などが出資する第三セクターの三陸鉄道(宮古市)で3日、JR東日本から出向した12人の入社式があった。東日本大震災で被災したJR山田線宮古-釜石間の移管に伴って2019年3月に誕生する「リアス線」の運行開始に向けて準備に当たる。 JR盛岡支社の運転士8人と施設係4人は1日付で出向し、任期は3~7年。JRからの出向社員は本年度だけで計16人となった。 入社式で三鉄の中村一郎社長は「皆さんの豊富な経験を三鉄に伝えてほしい」と訓示し、一人一人に辞令書を手渡した。 釜石市出身で、震災前には山田線の運転士を務めていた運転総括山〓正和さん(59)は「高校時代から利用していた山田線への思い入れは強い。運転士歴30年以上の経験を生かしたい」と語った。 山田線は復旧工事を経て三鉄に移管され、現行の南、北リアス線と合わせてリアス線となる。総営業距離は全国の第三セクター運営鉄道で最長の163キロ。12月中旬
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