CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
リクルートグループのさまざまなサービスに対して、横断的にデジタルマーケティング支援を展開するリクルートコミュニケーションズ(RCO)。同社において、広告配信の自動最適化などアドテクノロジーを用いたサービスやプロダクトの開発・運用を担うのが、アドテクノロジーサービス開発部、通称「アドテク部」だ。RCOアドテク部は、約50名のメンバーのうち半数以上がエンジニアという組織。仕事の進め方においても、プランナー発の一方通行ではなく、エンジニアがプロダクトの実現・改善に積極的にコミットしていく文化が根付いている。そんなRCOアドテク部が組織全体のテーマとして注力しているのが、「エンジニアの成長」だという。その理由や、エンジニアの成長を促進する具体的な取り組みについて、同社ICTソリューション局 アドテクノロジーサービス開発部 MGRテクニカルリードの阿部直之氏が紹介した。 リクルートコミュニケーション
これまで多数のヒットゲームを開発・提供してきたスクウェア・エニックス。現在の主力コンテンツであるソーシャルゲームの開発では、インフラに対する要求も高い。同社はIaaSとしてニフティクラウドを採用し、最適なインフラを実現できているという。同社 情報システム部の船寄悟史氏が、最適なインフラを得るためのクラウドの要件や、インフラ構築・運用効率化のノウハウについて紹介した。 スクウェア・エニックス 情報システム部 船寄悟史氏 最適なゲームインフラのためには密な連携が重要 2010年1月から提供されている富士通のパブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」は、短時間で利用/停止できるオンデマンド性や、時間単位の従量課金、国内データセンターによる高いパフォーマンスなどを特長としている。現在の利用数は、4,000案件を越えており、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」など数多くのヒットゲーム
企業システム向けのパッケージソフトやクラウドサービスを開発するドリーム・アーツ。国内2か所と中国・大連の計3か所に開発拠点を有し、総合問い合わせ窓口を沖縄の拠点に集約している同社では、自社製品の保守サポート体制に課題を抱えていた。顧客から不具合等の問い合わせを受けた沖縄の窓口担当者は、確認事項などを開発拠点に報告して指示を仰ぐが、複数拠点にエスカレーションされることで「問い合わせへの回答に時間がかかってしまう」、あるいは、開発拠点で不具合が結局再現できずに「顧客の問題が解決しない」といったケースが頻出。顧客満足度の低下を招いていたという。こうした状況を改善するために同社が実践した、ChatOpsやクラウドインフラの活用、新たなサポート対応フロー、およびそれらの成果について、2015年より同社CTOを務める石田健亮氏が紹介した。 ドリーム・アーツ 最高技術責任者(CTO) 石田健亮氏 講演資
「エンジニアが支持する本に賞を贈り、エンジニアの思いを世の中に広めるきっかけを作りたい」とスタートした同賞。セッションでは、事前に行われたWeb投票で上位に選出された技術書・ビジネス書、計6タイトルの著者や編集者が、書籍の魅力を伝えるプレゼンテーションを行った。おすすめ書籍の「読みどころ」が分かるプレゼン内容や授賞式の模様をお伝えする。 バラバラに習得した知識がつながる“インフラ本” 書籍のプレゼンは、技術書3タイトル、ビジネス3タイトル冊の順で行われた。最初は、みやたひろし氏の『インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門』。本書では「気持ちの悪いネットワークを日本からなくしたい」という熱い思いから、ネットワーク構築で最も大切と著者が考える基本設計が扱われている。基本設計の内容には、物理設計、論理設計、セキュリティ設計・負荷分散設計、高可用性設計、管理設計が含まれる
Androidの最新版となる6.0では、指紋認証の追加や通知の仕様変更など、セキュリティ面でも注意すべき変化があった。本セッションでは、ソニーデジタルネットワークアプリケーションズの奥山謙氏が、同社が公開したAndroidアプリのセキュリティに関する調査レポートからの具体的なデータを交えつつ、Androidアプリのセキュリティ対策の実態や、脆弱性に起因するリスクの事例、Android 6.0で注意すべきポイントなどを紹介した。 ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ 事業2部 セキュリティ技術課 CISSP 奥山謙氏 Android6.0対応! モバイルアプリセキュリティの最新トレンド 最新Androidアプリの脆弱性事情と危険アプリの実例 本セッションのスピーカー奥山氏が所属するソニーデジタルネットワークアプリケーションズ(SDNA)は、VAIOのソフト部門が独立してできたソフト専
スマートフォン向けのブランディング広告を開発しているリッチラボは、ヤフーの社内ベンチャー制度によってできた。エンジニアが主導となり、多くの人が経験している“ユーザーの行動を妨げるネット広告”に工夫を加え、ユーザー、広告主の双方に喜ばれる世界を創っていくのが目標だ。大企業にエンジニア、デザイナーとして10年間所属し、子会社の社長という立場に変わると、自分の仕事の価値や、大企業ならではの課題などが改めて見えてくる。本セッションでは、リッチラボ 代表取締役社長 鈴木辰顕氏が、起業にいたった経緯や現在の取り組み、子会社経営に寄せる思いなどを語った。 リッチラボ 代表取締役社長 鈴木辰顕氏 スマホ広告を、ユーザーと広告主の双方に喜ばれるものにしたい インターネット広告への出稿額は、媒体別ではテレビに次ぐ2位の規模だ。デフレの時代に唯一、成長を続けてきた分野ともいえる。しかし、ヤフーの社内ベンチャー制
ビッグデータの活用が注目されている一方、市場調査会社の発表資料などを見ると、実際に活用できている企業は少ない。理由として考えられるのが、ビッグデータ活用のための「分析環境」を用意する費用が高額である(と思われている)ことだ。実際に、分析システム構築で数千万円レベルの投資が必要となることも珍しくなかった。そうした状況が、クラウドの普及によって大きく変わりつつある。現在、さまざまなクラウドベンダーがデータ分析機能を備えたデータベースサービスを展開。ユーザーは必要なときに、いつでも、従量課金で手軽にデータ分析を利用できる。IBMでは、PaaS環境「IBM Bluemix」上でクラウドデータベースおよび分析サービスとして「dashDB」を提供。同サービスの特徴や活用例について、日本アイ・ビー・エム アナリティクス事業部 インフォメーション・アーキテクトの野間愛一郎氏が解説した。 日本アイ・ビー・エ
ジャストシステムは、一太郎・ATOKでおなじみのソフトウェア開発会社であるが、現在は医療向けATOK、BIツール、通信教育、Webサービスなど複数の収益の柱を持つ企業へと変貌している。B2B/B2Cの枠を越えた多様な顧客へのビジネス展開には、それぞれの顧客にとって価値あるサービスを生み出すことが求められる。そして単に作るだけでなく、成長の仕組み作りが欠かせない。「訴求ファースト」と「潜在ニーズの掘り起こし」にこだわった提案型の自社商品開発で、生み出したあとも事業ごとに異なるアプローチで改善を繰り返し、いかに事業貢献につながる成長を続けるか。本セッションでは、同社のヒットプロダクトの事例から、他企業の現場においてもヒントとなる「成功の秘訣」が紹介された。 ジャストシステム 取締役 最高開発責任者(Chief Development Officer:CDO) 三木雅之氏 講演資料:事業に貢献す
本セッションでは、Yahoo! JAPANを支える2つの代表的なデータテクノロジーが紹介された。前半はヤフーのサービスの機能改善を行っている機械学習について、ヤフオク!カンパニー ヤフオク!開発本部 サイエンス部の山下勝司氏が説明。常時3900万個の出品があるヤフオクでは、深層学習を利用した画像処理や分散表現を用いて機能改善を実施しているという。その実例を紹介した。後半はクラウド分散システム処理モデルについて、データ&サイエンスソリューション統括本部 データインフラ本部 開発3部の今野賢氏が説明。データ分散モデルの現状と課題、そしてそれらを解決する理想のデザインモデルの実装例を紹介した。 ヤフー ヤフオク!カンパニー ヤフオク!開発本部 サイエンス部 山下勝司氏 同社 データ&サイエンスソリューション統括本部 データインフラ本部 開発3部 今野賢氏 講演資料(山下氏):ヤフオク!における機
マイクロソフトとOSSを組み合わせるとどんなことができるのか。それを明らかにするため、マイクロソフト シニアテクニカルエバンジェリスト DevOpsの牛尾剛氏と、日本マイクロソフト Javaテクニカルエバンジェリストの寺田佳央氏がデモを中心としたエンターテイメント性の高いセッションを展開した。Visual Studio Team Services(VSTS)やAzure Resource Manager(ARM)などの最新のマイクロソフトDevOps系テクノロジーとJavaやDockerなどの最新テクノロジーを組み合わせ、生産性の向上が期待できるような構成を紹介したほか、最後は会場を盛り上げるべく、MinecraftでDockerコンテナを操作するDockercraftのデモも行った。 マイクロソフト コーポレーション シニアテクニカルエバンジェリスト DevOps 牛尾剛氏 日本マイクロ
日本屈指のインターネットサービスとして知られるYahoo! JAPAN(ヤフー)。1996年創業以来、20年という変化の激しい時代に適応し、様々なサービスを提供し続けてきた。サービスの開発現場では、ユーザーに使ってもらうために様々な紆余曲折があり、工夫があったという。はたして、現場ではどのように“サービスの作り方”を変えてきたのか。同社 システム統括本部 技術支援本部の荒瀬中人氏が自らの体験に基づく事例を紹介した。 ヤフー システム統括本部 技術支援本部 荒瀬中人氏 講演資料:現場から変えた“サービスの作り方” ~何を作るのかではなく、なぜ作るのか~ 「スモールチーム」による、ヤフーのアジャイル開発 変化の激しい社会情勢に対応し、的確なサービスをスムーズに提供するための開発手法として「アジャイル開発」は広く普及しつつある。ヤフーでも、荒瀬氏をはじめとする導入リーダーが現場チームへの導入・改
ソフトウェアとビジネスの世界はやがて融合し、各々の世界は破壊され、創造されるだろう。創造は破壊なくしては始まらない。デベロッパーは、それらの世界を巡る旅をしなければならないのである。ソフトウェアとビジネスの世界を行き来する橋からは何が見えるのか。本セッションでは、アトラシアン シニア エバンジェリストの長沢智治氏が、継続的デリバリーを支えるソフトウェア環境、およびそれらのビジネス現場での活用について、デモンストレーションを交えながら語った。 アトラシアン シニア エバンジェリスト 長沢智治氏 講演資料:ビジネス駆動開発からソフトウェア駆動ビジネスへ バックログ、情報Hub、作業のシフトチェンジで価値の流れを作る セッションの冒頭で長沢氏は、WebブラウザNCSA MosaicやNetscape Navigatorの開発で著名なマーク・アンドリーセン氏の言葉を紹介した。「Software i
IoTはこれからますますの成長が予想されている分野の一つだ。IoT機器から送られてくるデータは多様で、その量は膨大である。例えば従来までの既存システムとIoT機器を接続するというIoTシステムを開発するには、異なる技術フレームワーク間の接続に頭を悩ませなければならない。しかもビジネスを取り巻く環境はめまぐるしく変わるので、構築期間はそれほど長い時間をかけるわけにはいかない。そんなIoTシステムの開発を支援するツールがPTCから登場。それが「ThingWorx」である。さらに、VRとともに今後の普及が期待されるARアプリ開発についても、PTCは「Vuforia」というツールで応援。これらThingWorxとVuforiaの両ツールについて、PTCジャパン テクニカルプラットフォーム事業部 シニアIoTプリセールス・スペシャリストの西 啓氏がデモを交えながら紹介した。 PTCジャパン テクニカ
本セッションは、前半にヤフーの柴田和祈氏が「大規模開発におけるこれからのフロントエンド開発」、後半に同社 伊藤拓矢氏が「Yahoo! JAPANが実践するOpenStackと大規模環境でのコンテナ利用」と題する講演を披露する2部構成で行われた。大規模なWebアプリケーションには適用が難しい、昨今のフロントエンド技術についてと、データセンターを支える基盤として注目のOpenStack、そして継続的なソフトウェアライフサイクルを実現するコンテナ技術について、現場のエンジニアだからこそ語ることができる実践的なポイントについてレポートする。 ヤフー マーケティングソリューションカンパニー開発本部 UIフロントエンド開発部 柴田和祈氏 同社 システム統括本部 サイトオペレーション本部 インフラ技術1部 部長 OpenStack黒帯 伊藤拓矢氏 講演資料(柴田氏):大規模開発におけるこれからのフロント
ヤフーは2015年7月、「すべてをつなげる」というコンセプトのもと、IoTプラットフォーム「myThings」をリリースした。「すべて」の中には、Webはもちろん、企業や人、街、データ、そして昨今すさまじい勢いで進化しているIoTデバイスをも含み、IoTサービス同士を連携させて新しい価値を生み出すことが目的だという。本セッションでは、myThingsを設計・開発・運用する中で見えてきたIoTの未来、可能性、そして課題と解決に向けた取り組みについて、同社スマートデバイス推進本部 大阪開発室の山本学氏、そして決済金融カンパニー開発本部の倉林雅氏が語った。 ヤフー スマートデバイス推進本部 大阪開発室 山本学氏 ヤフー 決済金融カンパニー開発本部 倉林雅氏 講演資料:myThingsからみたIoTの未来と課題 IoTサービス同士を連携させて新しい価値を生み出すmyThings もはや説明不要なキ
iOSおよびMac OS XアプリのためにAppleが開発したプログラミング言語「Swift」。MacはもちろんiPhoneやiPad、Apple TV、Apple Watchなど多彩なApple端末のアプリケーションを手軽に開発できるものとして、多くの注目を集めている。その魅力およびObjective-Cからの効率的な移行方法、そしてSwiftに導入されたパラダイムの考え方やアプリ設計への適用について、ヤフー株式会社 メディアカンパニー検索事業本部 アプリ開発部の佐野岳人氏が解説した。 ヤフー メディアカンパニー検索事業本部 アプリ開発部 佐野岳人氏 講演資料:Yahoo! JAPANのiOSアプリSwift対応について Objective-Cの紆余曲折から急激に進化 “モダンで安全な言語”になった「Swift」 Swiftは、WWDC 2014の基調講演において突如彗星のごとく発表され
日本で初めてWindows Phoneが発売されたのは2011年。その後、海外では販売され続けていたものの、日本では、2015年にWindows 10 Mobileがリリースされるまでの4年間、新機種は発売されていなかった。現在、そんな空白の時期などなかったかのように、国内ではWindows Phoneのリリースラッシュが続いている。その背景にあるのが、Windows 10の登場により、デスクトップ、ラップトップ、タブレット、Xboxが一つのWindowsとして統一される動きが始まっていることだ。Windows 10 Mobileとはどういう環境なのか。またその上で動くUniversal Windows Platform(UWP)アプリとはどういうものなのか。日本マイクロソフト デベロッパーエバンジェリズム統括本部 プラットフォームエバンジェリストの高橋忍氏が解説した。 日本マイクロソフト
アプリケーション開発を取り巻く環境は、クラウドファースト、モバイルファーストの潮流により大きく変化している。それを受けマイクソフトの開発ツールや技術も「すべてのアプリ、すべての開発者のために」というビジョンの下、大きな進化を遂げている。もちろんVisual Studioの最新バージョン「Visual Studio 2015」もその一つ。さらにはAzureが提供する機能を用いることで、これからの開発現場には欠かせないDevOpsを実現する仕組みも用意している。そんなモバイルファースト、クラウドファーストを実現するマイクロソフトのアプリケーション開発技術について、日本マイクロソフト デベロッパー エバンジェリズム統括本部 テクニカル エバンジェリズム マネージャーのドリュー・ロビンス氏と、エバンジェリストの井上章氏が紹介した。 日本マイクロソフト デベロッパー エバンジェリズム統括本部 テクニ
2015年より、ブームと呼べるほどの注目が集まるディープラーニング。ディープラーニングとは多層構造のニューラルネットワークのことだが、ではニューラルネットワークとは何かと言うと……一般的には「脳の神経回路を模した機械学習のアルゴリズム」だが、その本質や仕組みを理解するのはなかなか難しい。日本オラクル クラウド・テクノロジー事業統括 PaaS事業推進室 PaaS Evangelistの中嶋一樹氏も「多くの方にとって理解し難い領域であるのは事実」としながら、「ただし、ニューラルネットワークを使ってできることは非常に面白く、かつ、より身近になってきている」として、画像認識をはじめとした参加型のデモを実施。こうした機械学習の技術とIoT(Internet of Things)がつながることによって、何が変わるのか、どんなサービスに応用できるのかなど、身近な例を挙げて紹介した。 日本オラクル クラウ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く