衆院議員の任期満了(9月10日)まで、10日で残り3か月となる。県内では先月までに9人が立候補を表明しており、ほかにも出馬の動きがある。7月中の解散が取りざたされる中、県内の立候補予定者も街頭演説を行ったり事務所の開設を準備したりする動きが相次いでおり、「決戦」に向けた態勢を整えつつある。 ■1区 遠藤、鹿野、佐藤の3氏による三つどもえの構図に、伊藤氏らが加わった。 遠藤氏は1日、山形市で後援会役員会を開き、「今回は勝てるかどうかの厳しい選挙。一軒一軒訴えていく」と気を引き締めた。来賓の川崎二郎・元厚生労働相は「7月中旬に解散か」と話した。今月中旬に同市に新事務所を置く予定だ。 鹿野氏は連日、街頭演説をこなし、「時代が政権交代を求めていることを確信している」と訴えている。5月30日には天童市で後援会会合を開き、約470人が参加した。昨年秋に山形市に設置した事務所を7月上旬にも再開させる。