富士急シティバス(沼津市)が、沼津・三島地区と首都圏を結ぶ高速バスを拡充する。7日の時刻改正で沼津―渋谷・新宿線、沼津―東京線を増便し、三島―渋谷・新宿線は運行経路を変更して時間短縮を図る。 同地区と首都圏を直結する公共交通では、JR東海と小田急電鉄の特急「あさぎり」(新宿―沼津)が昨年12月に、ことし3月のダイヤ改正で運行区間を新宿―御殿場に短縮すると発表済み。 沼津駅から撤退する「あさぎり」と対照的に、富士急シティバスは「便数増などで利便性を高めれば、低料金も相まって一段の利用客獲得は可能」と判断し、増便などに踏み切る。 沼津―渋谷・新宿線「さんさんぬまづ新宿号」(共同運行京王バス)は3往復6便を5往復10便に、沼津―東京線「さんさんぬまづ東京号」(同ジェイアールバス関東)は3往復6便を4往復8便とする。観光、ビジネス双方の客向けに朝、夕を中心に増やす。 2往復4便の三島―渋谷