<日本の技能実習生制度が現代の「奴隷制」を生んでいる。制度を擁護するかのようなブログを書いた細野衆議院議員に、執筆意図と外国人労働者問題を聞いた。本誌4月24日号「技能実習生 残酷物語」より> 地域によってはコンビニや建設現場で働いている姿を見るのが当たり前になった外国人労働者だが、その多くは技能実習生か留学生だ。特に技能実習生は農業からサービス業までさまざまな職種で働いているが、立場の弱さを利用した経営者側による人権侵害が報じられ続けている。 静岡選出の希望の党衆議院議員である細野豪志は、技能実習生を雇用する地元・富士市の企業を訪れ、「技能実習生の受け入れ現場を歩く」と題したブログを今年3月に執筆。制度を擁護するとも受け止められる記述が一部で批判を呼んだ。ブログ執筆の意図、そして外国人労働者問題をどう考えるかについて、本誌編集長の長岡義博とルポライターの安田峰俊が聞いた。 ――技能実習生