「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)は13日、製造工程で異物が混入したため廃棄処分を依頼した冷凍ビーフカツ約4万600枚(約5・6トン)が不正に転売され、スーパーなどに出回ったことが判明したと発表した。 健康被害は確認されていない。 問題のビーフカツは昨年9月、愛知県内の工場で製造され、出荷前の検査でサンプルの1枚から直径約8ミリの樹脂が混入していることが分かった。パン粉を補給する機械の一部が損傷したのが原因という。 その後、工場で製造した全量を産業廃棄物処理業者のダイコー(同県稲沢市)に引き渡し、廃棄処分を依頼。しかし、今月11日、同県津島市のスーパーで、「ココイチのビーフカツ」として販売されているのを壱番屋の従業員が見つけた。