(承前: 間違いだらけのデスメタル - デス日本研究者の不倶戴天blog) ここ数年、電車の中で眠ると、目を閉じているのに前が見えるようになった。なにかの比喩ではなしに、目を閉じているのに目の前の光景が視覚で認識できるのだ。視線を動かすこともできる。そういうとき、決まって頭の中はとてもクリアだ。すっかり売り切れたコンビニの棚みたいにソリッドな思考の冴えを感じながら、そういうときのぼくはどうしてか何も考えず、ただ目を閉じて前を見ている。 布団で眠るときは、英語の夢ばかり見る。夢の中でぼくはなにかに向かって拙い英語を懸命に並べ、日本の文化だの歴史だのを説明しようとしている。昨日は関門海峡に掛かる3つの橋と2つの隧道について語る夢を見た。ぼくはとくに英語が得手ではないし、海峡なんて単語が語彙にあるはずもない。You know, ah, between an island and another