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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (11)

  • 高速道路と大渋滞 - Chikirinの日記

    今日のタイトルは、2004年(すでに10年近く前)に梅田望夫さんが羽生善治三冠から聞いた話として紹介された概念で、簡単にいえば、 ・インターネット学習が登場したため、初心者でもすぐに巧くなれる(ある地点までは、高速道路を走ってすぐに着ける) + ・多くの人がすぐ巧くなれるため、上級者間での競争はさらに激化しており、「ある程度、できます」というレベルから一歩抜け出すのはめちゃ大変になりつつある(高速道路の先は大渋滞してる) という話ですね。 元記事→ 「インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞」 上記は将棋の話でしたが、ポーカープロの方も全く同じことを力説されていました。いわく 若い人は、これまでの人より圧倒的に強くなっている。 理由はオンラインでポーカーの練習、対戦ができるようになったから。 オンライン対戦のほうが、カジノでのライブなゲームより圧倒的に効率良く学べる。なぜなら

    高速道路と大渋滞 - Chikirinの日記
  • 「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記

    長く働いていた外資系(アメリカ系)の会社を辞めてほぼ3年。まったく英語を使わなくなった。 「日って、今でもこんなに英語が不要な社会だったんだ」とは驚いたけど、それはそれで「まあ、いいんじゃないの」と思ってます。 だって今どき母語だけで暮らしていけるなんて、すごく恵まれた国だってことだから。 「英語が話せない人と、まともな仕事につけませんよ」みたいな小国と比べて、平和で呑気でいい感じ。 なんだけど、ここ3年、どっぷり日社会に浸ってみて感じるもうひとつ別の欠如については、「これはちょっと深刻な問題だしょう」と思えます。 それは・・・「生産性の概念の欠如」 日って「生産性」という概念があるのは、工場の中だけなんじゃないの? それ以外のところ、たとえばメディアや公的部門、さらには民間企業のホワイトカラー(管理)部門から営業まで、 「この人たち、もしかして生産性っていう概念を全く持たずに働いて

    「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記
    kinut
    kinut 2013/10/15
  • 恵まれた人々、まとわりつく人々 - Chikirinの日記

    今に始まったことではないけれど、才能にしろ財産にしろ容姿にしろ、圧倒的に恵まれている人のところには、“いいコトと悪いこと”が、両面セットでやってきます。 華原朋美さんが(また)復帰したと芸能ニュースになっていたけど、絶頂であった1996年の紅白で I'm proud を熱唱してから17年、最初の“休養”からでも既に14年です。 その間、バラエティ番組でいじられたり、事務所を転々として復帰と休養を繰り返すなど、いろんな人が彼女に関わり続けました。 もしも彼女が何も持っていなければ、すなわち“利用価値”が無ければ、最初の挫折の後、普通に誰かと結婚して、穏やかに暮らしていたかもと思います。 Super Best Singles~10th Anniversary アーティスト:華原朋美Nbcユニバーサル エンターテイメントAmazon でもそうは問屋が卸さない。世の中は、“利用価値“のある人を放っ

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    kinut 2013/02/18
  • “すかいらーく”のセントラルキッチンを訪問! - Chikirinの日記

    “すかいらーく”のセントラルキッチンを見学する機会がありました! すかいらーくと言えば、ガスト、バーミヤン、ジョナサン、夢庵、藍屋など、和から洋中華まで様々なタイプのレストランを運営する大手外チェーンです。全部合わせると日全体で3000店舗近くあり、マクドナルドと共に、外産業における東西横綱の地位を占めています。 →すかいらーくのウエブサイト メニューの多くは、全国に10ヵ所ほどの大規模な“セントラルキッチン”で作られた後、個店に運ばれ最終調理されます。 ちきりんが見学した埼玉県の施設では、ハンバーグや唐揚げなどファミレス定番の商品から格的な豆腐まで、あらゆる材が調理されていました。 たとえばコレは唐揚げになると思われるチキン。綺麗なお肉です。 こちらはステーキ肉のトリミングをされているところ。職人さんがひとつひとつのお肉を確認しながら整えていきます。 ちなみに、ステーキ用

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    kinut 2012/11/19
  • 「伝えたいメッセージがある」ということ - Chikirinの日記

    内戦が続くシリアを取材中だった山美香さんが亡くなられました。 45才だったらしい。心よりご冥福をお祈りします。 彼女は今までも紛争地帯で取材をしてきたジャーナリストなんだけど 断片的に伝え聞くだけでも、今のシリアは手がつけられないほどの状態で (彼女に限らずジャーナリストの人って)なんでこんな地域に行こうとするんだろうと すごい考えてしまった。 それはおそらく、そこまでしてでも、 伝えたいことがあるってことなんだよね。 命をかけてでも、というか、命の危険があるとわかっていても、 それでも「伝えたい」と思う何かが、そこにあるんでしょう。 ちきりんは自分が、紛争地帯に行きたいとは全然思わない。 それは「怖い」という理由の前に、 そこで私は何を見て、何を伝えたいのか、ということが よくわからないから。 その一方、こうやってずっとブログを書いているのは、 なんらか「伝えたい」ことが絶えないからで

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    kinut
    kinut 2012/08/23
  • 将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記

    最近、若くして起業していたり、小さいけど伸び盛りの会社で働いている若い人から、日の大企業について「驚いた」「あんぐりした」的な話を続けて聞きました。 たとえば「なにかコラボできるんじゃないか」と先方から言われたので話を聞きにいくと、最後には「まあ、半年くらいかけてじっくり検討していきましょう」と言われてのけぞったとか、 向こうから呼び出しておきながら「うちと取引したい会社は五万とある」とエバリくさってるのはどういうコトなんでしょう? と。 そういう話を聞いて「まっ、日の大企業ってのはそんなもんなのよ」と説明しながら、内心では「なんか既視感ある会話だなー」と思ってたんです。 よく考えたらコレ、欧米企業に勤める海外のビジネスパーソンが(昔)言ってたのと同じなんです。 ちきりんが通ったカリフォルニアの大学院の同級生は、半導体やらITやらシリコンバレーの会社に職を得たり、東海岸で金融やコンサル

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  • 予行演習としての豚インフル - Chikirinの日記

    関西でいきなりの大流行。既に世界で4番目に感染の多い国になってるそうです。 で、前にかいた危機管理というエントリを思い出した。今回の豚インフルの流行はその時に書いた“リアルな予行演習”として非常に意味があるんじゃないかと思う。 今まで日は“万が一の時の対応動作を決めておく”という準備をやっていた。それは「中国やインドネシアなどのアジア諸国から、強毒性の鳥インフルエンザがやってくる」というのを想定した対応マニュアルだった。 今回は、 ・中国&アジアからではなく、中米&北米から(=日から遠い) ・強毒性ではなく弱毒性の ・鳥ではなく豚インフルがやってきた。 こういう「ちょっと弱めの病気が」「遠いところから」入ってくる、というのは、番への予行演習として非常に役に立つと思う。 今回はまだ感染流行の初期段階だが、それでも既にいろんな学びがある。たとえば・・ (1)ほんとに備蓄が必要なのは何?

    予行演習としての豚インフル - Chikirinの日記
    kinut
    kinut 2009/05/18
    今日はなんで神戸からなんだという声をよく耳にした。神戸って流行に敏感なのかしらね。
  • パソコンってやばそうだよね。 - Chikirinの日記

    ここ1年くらい、パソコンっていう商品について、結構「ヤバイ感じ」がしてきてますよね。ヤバイってのは「なくなるんじゃないの?」って意味なんだけど。 自分自身を考えても、今持っているものをもう一回くらい買い換えるかなあ、という感じ。それで「個人でパソコン買う」のは最後になるかもとさえ思います。その後に買うのは別の商品(別のコンセプトの商品)になるんじゃないかと。 まずはお断りですが、私はIT業界の人でもなく、その分野に詳しい訳でもありません。なので今日書くのは、単なるイチユーザーの感想です。 さて、なんでそんなふうに思い始めたかというと、 (1)周囲の人で、携帯しか使わない人が増えている。 (2)自分自身もパソコンの用途がすごく限定的になってきた。 (3)パソコンの代替品的な商品が実際に出てき始めている。 という3つ。 (1)についていえば、以前から若い子が全然パソコン使わないなあ、とは思って

    パソコンってやばそうだよね。 - Chikirinの日記
    kinut
    kinut 2009/04/25
    PCのない毎日…考えたことなかった。
  • “あなたの知らない貧困” - Chikirinの日記

    3月21日号の週刊ダイヤモンド特大号が、貧困を特集していました。真っ黒の表紙に白いでかい文字で「貧困」と書いてあってインパクトがありました。 ちきりんがこの号を買った最大の理由はこのタイトルがおもしろいと思ったからです。 「あなたの知らない貧困」って、おもしろくないですか? 「あなたの知ってる貧困」と「あなたの知らない貧困」があるってこと? というのがとても興味深く、買ってみたわけです。 「あなたの知らない」という意味は、私が想像するに 「週刊ダイヤモンドなんかを読んでいるあなたは、当然に大企業の正社員か中小企業の経営者にあたる人で、たぶん部長やら役員やらで、当然に高給取りで、親戚やら友人知人を含めても、当の意味で貧困の人なんて目に見える範囲にはいないでしょ?」「だけど、世の中にはあなたが想像できないくらい貧乏な人が実はたくさんいるんですよ!」ってことなんだろうと。 想像したんだけど、違

    “あなたの知らない貧困” - Chikirinの日記
  • ベーシックインカムの世界 - Chikirinの日記

    ベーシックインカムというアイデアをご存じでしょうか。 簡単に言えば、「すべての成人に無条件に(=働いていなくても、多額の資産をもっていても)最低限の生活費を支給する制度」の提案です。 その代わり、公的な雇用保険、年金制度、生活保護制度、障害者年金制度、などは廃止。 たとえば月 15万円(年収 180万円)くらい、全成人に支給する。世帯ではなく個人単位です。 未成年の子供をもつ親は、子供の分もいくらか貰えるんだと思います。つまり最低限の生活でよければ人は働く必要はなくなる、という制度です。 制度として論じられてますが、どこかの国で実現しているわけではありません。また、具体的な支給額を含め、詳細部分には様々なバリエーションがあります。 この制度を巡っては、思想的な是非や財源面での実現可能性について様々な議論があるのですが、今日は、 社会学的かつ空想的に「ベーシックインカムが実現したら、いったい

    ベーシックインカムの世界 - Chikirinの日記
  • 三菱と日興 愛と憎しみの物語 - Chikirinの日記

    私の名前は日興証子。 私の激動の半生と、これから迎える新しい運命について聞いてくださると聞き、恥ずかしながらやってまいりました。 まずは生い立ちから。 私は遠山の父の元に生まれました。昔から親戚の興銀おじさんにはかわいがってもらって・・その興銀おじさんの家から一文字もらって、うちの家は“日興”って改名したくらいです。 そのおじさんの家も今はもう別の名前に変わってしまってるんですけどね。 あの頃は楽しかったです。うちの家と、野村さんち、大和さんち、それに山一君のおうちは“四大証家”とも言われて、そりゃあ羽振りもよくて。 私もなんの苦労もなく育てられました。12月なんてほとんど毎日、銀座の高級店でご飯をべてました。今から思うと信じられないかもしれませんが。 でも父が亡くなった頃からいろんなことが変わり始めて・・・そうそう、山一君ちが自己破産に追い込まれた時は当びっくりしました。まさかそんな

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    kinut
    kinut 2009/02/03
    日興コーデ証子さんからの手紙
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