印刷 関連トピックス普天間基地原子力発電所野田佳彦東京電力閣議に臨む一川保夫防衛相(中央)。手前は蓮舫行政刷新相=6日午前8時20分、国会内 一川保夫防衛相は6日の閣議後の記者会見で、自らに対する問責決議案をめぐり「私自身は防衛相としての本来の責任を問われるような致命的なものはない」と語った。「沖縄の懸案事項(の処理)、負担軽減に最大限がんばりたい」とも述べ、自発的な辞任を改めて否定した。 自民、公明両党は、国会会期末の9日に一川氏の問責決議案を提出する方針。一川氏は6日の会見で、野田佳彦首相や与党の同僚議員から「激励を受けている」と明かしたうえで、「防衛省・自衛隊は今、重大な局面にさしかかっている」と強調。米軍普天間飛行場の移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書提出や航空自衛隊の次期戦闘機(FX)決定など、年内に予定されている防衛省の懸案事項を自ら処理する考えを示した。