口蹄疫問題で、鳩山由紀夫首相は被害が拡大する宮崎県を訪問。東国原英夫知事と意見交換を行った=6月1日午前、宮崎県庁(竹川禎一郎撮影) 口蹄(こうてい)疫拡大を受け、東国原英夫知事と会談するため鳩山由紀夫首相が1日に訪問したばかりの宮崎県。「撲滅のため共に頑張りたい」という言葉を口にした翌日の辞任表明に衝撃が広がった。「何のために宮崎に来たのか」。農家からは驚きと怒りの声が相次いだ。 首相と知事の会談に同席した宮崎県川南町の養豚農家の河野宜悦さん(48)は、「『できることはすべてやる』と言っておきながら…約束は守ってもらわないと」とあきれた表情。「被害は今も続いている。空白をつくっても仕方ないので『次の人』に期待する」と話した。 殺処分されたエースの種牛「忠富士」を育てた川越忠次さん(52)=宮崎市=は、「宮崎を全面支援すると言っていたが、言葉通りやってくれるか心配。小沢幹事長もそうだが、政
鳩山内閣の「新しい公共」円卓会議が4日朝開かれ、「新しい公共宣言」を発表した。国が認定した特定非営利活動法人(NPO法人)に寄付した個人に一定割合を所得税から差し引く税額控除制度の導入など、今後取り組む課題や方針を示した。鳩山由紀夫首相肝いりの政策テーマで、内閣総辞職の直前にまとめ、こだわりを見せた。 鳩山首相は円卓会議で「宣言のとりまとめが間に合って良かった。新しい政権が誕生する日だが、この思いは受け継がれていかなければならない。政治がこの時に変わっていたと、5年10年たって実感されると思う」と述べた。鳩山内閣の退陣に伴い「新しい公共」の今後の位置づけは不明確になったが、同会議に出席した菅直人副総理は「どういう形であるかは別にして、この場の活動を次につなげる機会があれば、全力を挙げたい」と語った。 「新しい公共」は昨年10月に鳩山首相が所信表明演説で言及。首相辞任を表明した今月2日の
2010年3月期決算を発表した上場企業から順次、報酬を1億円以上渡した役員の名前とその報酬額を、有価証券報告書で個別開示する制度が導入された。資生堂は3日、株主総会前の開示に踏み切ったが、そんな積極派はごく少数。多くの企業は戸惑いを隠さず、中には「限度内に減額して、開示を逃れたい」との声も。本格運用を目前に、企業はなお揺れている。 金融庁が開示を義務づけたのは、08年の世界的な金融危機以降、役員報酬への監視を強めるべきだとの議論が世界で高まったからだ。積極的な開示で、世界から投資を呼び込むことを期待したという。 ただ、開示が決まったのは3月末。ある電機メーカーの幹部は「来年度からの適用かと思って、悠長に構えていた」と、猶予期間がなかったことに憤る。資源高でうるおい、首脳の役員報酬が1億円を超えそうなある大手商社幹部も、「株主総会では毎年、高額な報酬がやり玉に挙げられる。突っ込みに拍車が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く