[東京 24日 ロイター] -菅義偉官房長官は23日に発表した談話で、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加する韓国軍に陸上自衛隊が小銃弾1万発を提供したことについて、武器輸出三原則の例外措置と説明した。 自衛隊の弾薬が、国連や他国に供給されるのは初めて。菅官房長官は談話で、1)韓国隊隊員や避難民らの生命・身体の保護のみに使用されること、2)UNMISS以外への移転が厳しく制限されること──を前提に、「武器輸出三原則等によらないこととする」とした。 銃弾の供給は22日に国連が要請した。韓国の小銃に合う5.56ミリ弾を保有しているのがUNMISSでは自衛隊のみで、現地の治安が悪化する中、「緊急の必要性・人道性が極めて高い」(官房長官談話)ことから、政府は23日に応じることを閣議決定。同日に国連を通じて韓国に譲渡した。